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「~をまわってはいる」という言い回しは、具体的にどういうことでしょうか
宮沢賢治の「風の又三郎」の最初の方で 「黒い雪袴をはいた二人の一年生の子がどてをまわって運動場にはいって来て、まだほかに誰も来ていないのを見て、」 というくだりがあります。ここの「どてをまわって運動場にはいって来て」という一年生の子の移動が想像できません。具体的に「どてをまわり」というのは、どういう道順になりますでしょうか。
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谷川の岸沿いにある小さな学校、その谷川には土手がある。 運動場は土手寄りにあり、学校の周囲には特に塀はない。 門は谷川とは反対側の道から入るのが普通だが、道は途中で 土手に出られる。 それで普通の道を真っ直ぐ門を通らずに [どて(土手の方)をまはって(まわって)運動場に入ってきて、・・・ (運動場からだと教室が見える)「ほう、おら一等だぞ。一等だぞ。」 ・・・・と門から教室に入った。 ということではないでしょうかね?
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一年生の子は土手を挟んで運動場と反対側にいるために、運動場を見渡せないということでしょう。そのために、「運動場にはいって来て、まだほかに誰も来ていないのを見て、」ということになるのだと思います。 さらに、土手をこえる道がないので、土手をこえられず、しかたなしに、土手を回って、土手の切れ目を通って運動場に入ってきたということだと思います。 ↓←←←子 土手ー↓ー土手ーー ↓ 運 動 場
お礼
土手の切れ目に関する描写がないので、この考えを採用するのが不安です。回答ありがとうございました。 いろいろな回答がありました。どれ一つ共通した見解がなく、ようするにこの部分は、作者が読者に任せているようですね。驚きました。正確に思い描けないのは、苦痛でした。まあ、こういうのもありだろうと思うことにします。
- nobasa
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No.4です。 書き漏らしました。 「運動場はテニスコートくらい」ですから学校の周りは畑かも 知れませんし、たいした回り道ではないので、普通の道を通らず あぜ道などを通って土手に出た とも考えられますね。
お礼
そうですよね。それも含めて考えてみます。
- dec02
- ベストアンサー率36% (578/1602)
運動場を囲むように土手(土を小高く積み上げてある堤防のような)があったんでしょうね。 その外側に沿ってやってきたわけです。 グランドのフェンスの周りをまわって入り口(まで来て)から入る光景のような感じでしょうか。
お礼
回答からなんとかわかりかけたのですが、「運動場を囲むように」が心でひっかかり納得できなかったです。 ありがとうございました。
- furuya-goro
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「土手を通って」だと思います。 おそらくその一年生のいた場所からは、土手をとおらないと運動場に入られないのでしょう。 ですので、土手を通って迂回して運動場に入った、ということです。
お礼
なんとかわかりましたが、大変想像しにくい文章を宮沢賢治は書きますね。ありがとうございました。
補足
運動場及び学校は、 「谷川の岸に小さな学校がありました。」 とあるので岸にあるんですよねえ・・・それで、迂回の意味はわかるんですが、川岸にある学校にどう迂回してたどりつくのかわからないんです。
gooの国語辞典からなのですけど、「(4)遠回りする」という意味があります。 この文からでは「迂回して」と考えられます。
お礼
迂回というのは、わかったんですが何を迂回したのかわからなかったんですよ。 でも、なんとか自己解決しました。ありがとうございました。
お礼
大変わかりやすかったです。ありがとうございました。