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高いギャラのコピーライターって必要ですか?
有名な人は高額なギャラを要求しますが、費用対効果として、業界の有名な人がコピーしようが、買わないと意味がない気がします。また過去の伝説的なコピーを見ても、むしろ無名な人が作ったモノの方が心に残っているのが多いのですが・・・高いギャラのコピーライターって必要ですか?
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質問の意図が今イチわかりませんが…… フリーで広告の仕事をしていますので、なるべくわかりやすく書いてみようと思います。 ギャラは、まんまその人の価値なんです。 当然、名もない人は、高額なギャラを言っても「はあ?」と思われますよね。 高いギャラを要求できる人は、より多くの人に必要とされている人です。その人の仕事を見て「この人はいい(うまい)コピーを書くな→この人と是非仕事をしてみたい」と思う人が多ければ当然仕事が殺到しますね。すると、そんなに全部は受けられない。で、値段が上がって行くんです。 なぜ人気が出るか。それはやっぱり実力があり、ほかの人にはない力を持っているからなんです。なんというか、当たり前の話のような気がしますが……。 売れなければしょうがないというのも、ずいぶんばっさりといろんなものを切り捨てて結論に飛びついちゃったなと言う感じですが、実績できちんと結果を出している人が有名になるんです。逆ですね。ただ、数多く仕事をしているから、売れないのも中にはあるでしょう。 それが目立ちやすいのも有名ならではですね。 それから、無名な人が作った方が印象に残る、ということはもちろんあるでしょう。コピーライターは何人もいますから、いいコピーもたくさんありますね。広告の仕事をしていたら、一回くらいは仕事にも恵まれてすっごくいいコピーがかけるかもしれません。 でも「一発屋」みたいな人はギャラが高額になっていくのは無理です。続けて話題になるコピーを書き続ける。これが大変なんです。 それと、あなたの理論で言うと、「心に残ってねえな」と思うコピ-でも、その商品が売れていればそのコピーは成功とも言えます。 長くなりましたが、ギャラが高い人を使う理由は何か。それは、「ヒットの確率が高い=広告として成功する確率が高い」です。
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- nidonen
- ベストアンサー率55% (3658/6607)
出版関係者です。ひとつ、重要な視点があります。 それは、広告の場合はほぼ必ず、各代理店( もしくは 各制作会社 )がクライアントに対してコンペを行なう という点です。 お金を払うのはクライアントなので、いかにクライ アントを説得するかが代理店にとっては最大の関心事 です。そのとき、「 広告コピーは著名コピーライターに お願いする予定です 」というのが効くんですよ。 コピーライターに限らず、ADでもイラストレーター でも、「 そんな無名のヤツを使うな 」と言ってくる クライアントはいくらでもいます。それどころか業界 では超有名なのに、一般的知名度がないというだけで 文句を付けるクライアントも珍しくはありません。 このように代理店側から見れば、著名なコピーライ ターを起用することは、自分たちにとって費用対効果が あるんですね。気の効いたクライアントなら新進気鋭で 潜在力のある若手でも、コンペの内容が気に入れば採用 します。まあ、入社試験と一緒ですよ。東大卒ならとり あえず採用と考える人事部と、学生の才能を見極めるこ とができる人事部との差のようなものです。
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- mammoth
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単に「有名だから」この人に頼もう、という発注の仕方をする側にも問題があるのでは?「こういうジャンルの仕事は、あの人が得意だから」という感じで頼むんなら、値段の高さにも納得がいくのではないでしょうか。 それにいくら有名でも、純粋にコピーのみ書いている人というのは少なくて広告全体のコンセプトから考えていることがほとんどだと思います。 値段が高いのは、その人の「ブランド力(つまり、これまで高い効果を上げてきた実績)」がクライアントにとっての付加価値となるからでしょうね。 でもたしかにおっしゃる通り一般の消費者にとってはそのコピーを書いたのは誰かなんてことはあんまり関係ないですけどね。しかし、クリエイター側としては仕事を発注してもらうために自分のブランド力を上げていくことは重要なことなんですよ。誰がやっても同じような仕事を、安く受けるんじゃしょうがないですから。 過去の伝説的云々~については、あなたの好みの問題もあるのでなんともいえないですが、作品のよさはもちろんのことフリーのクリエイターにはとくにそういう自己プロデュース能力も大切だなーと最近思います。
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それは「有名人」だからであって、作品の質とは関係ないように思います。 が、所詮広告なんて「注目されてナンボ」のものですから 同じ質の作品でも「有名人が作った」ほうが何かと話題になります。 そうした付帯効果も計算すれば もしかしたら無名のライターの仕事よりも安いのかもしれません。 彼らにとっては自分の仕事を吹聴して廻るのが販売促進 つまり、自分のギャラを釣り上げるための手段ですから 黙っていてもあちこちで話題にしてくれます。 また、作品を評価する側も 「あの人の作品なら・・・」と言う事で無用な深読みをしてしまい、 結果として同じ文章でも与えられる評価が違ってきます。 そのうちに広告賞にノミネートされてさらに話題になり・・・となれば、 高額のギャラ分は充分に回収できますから そうしたタレント性に払うと思えば安いものです。 ま、中には何を勘違いしてか 自治体の広報紙などにそんなタレントライターを使う場合もありますが それだって有名小説家に依頼するよりは有名コピーライター笑のほうが安く済みますし それでいて公報効果は似たようなものでしょうから 需要と供給のバランスは計算できる範囲だと思います。
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印税方式の契約にすればいいじゃありませんか。歩合制というか。 売れた分の何パーセントとか。 まあ、売れなかったからとライターを変えたとしても後から効果が出てくる場合もあり、この場合は微妙ですが………、、
- ginman
- ベストアンサー率31% (53/166)
いかなる業界でも、誰かが高いギャラです。 需要と供給です。あなたが高いと思えば使わなければ良いだけです。会社では予算が通れば安いギャラのコピライターを使って売れないよりは、高いギャラで商品が売れない方が担当者としては、助かります。 「あんなに予算を掛けたのに、商品に魅力ないと売れません、社長。」
- kalimantan
- ベストアンサー率32% (140/434)
広告の仕事をしている者です。 大物先生を起用する(割と大きな)理由としては、 ・有名カメラマンを起用してもらえる ・有名タレントを起用してもらえる …など、大物先生がお持ちの人脈をクリエイティブ上フル活用できる、といったメリットがあるからというのがあります。 また、クリエイティブの競合コンペで勝つために、名前の通りのいい大物先生を起用することでインパクトを与える…というケースもあります。 ある程度の大物先生になれば、コピーはお弟子さんに任せ、ご自分はクリエイティブディレクターとしてクリエイティブ全体を仕切る役回りに徹する方が多いのではないでしょうか。 ギャラについても、普通は仕事の依頼前におおまかな制作内容を説明、その上で大体の制作予算を提示し、それにOKしてもらえれば、高い安いであとあと揉めることはありません。 カネにうるさいそうでない、というのは実態としてちょっと分からないですが(制作予算のコントロールは門外漢ですので…)フリーでやっている方なら、そんなに激安でなければ、大抵言い値でOKするものではないでしょうか。 むしろ、独立したばかりで鼻息の荒い若造クリエイターの方が、カネにやかましかったりします。
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- pagedown
- ベストアンサー率44% (162/368)
いくら有名でも高いギャラを払っても、ダメなコピーはダメですからね。 とはいえ、出来上がったコピーが納得のいくものであれば、高くてもOKでは? 逆に、有名(高い)人を使わなければならないルールなんてのもありませんし。 (過去の実績はあっても高いだけでもはや駄作しか生み出さない人は、いずれ淘汰されます) ま、場合によっては有名な人のコピーはそれだけで「コピーは○○が担当」と 話題にしてもらえるなど、付加価値の生じるケースもあるとは思いますが。
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