- 締切済み
単振動について
単振動として認めることができるための条件ってなんですか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
物体の位置が、中心位置からどれだけずれたかを示す言葉が「変位」です。 (過去の私の回答) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2116735 ・物体の加速度が比例する変数が1つだけであり、 ・かつ、その変数とは変位であり、 ・かつ、その加速度の方向が変位の方向と逆向きである という条件が揃えば、全て単振動になります。 (当然ながら、単振動しながら、変位の中心が等速直線移動する場合も含む。) 加速度は、位置を時間で2回微分したものなので、 d^2 x/dt^2 = -正の定数・x という微分方程式になります。 これで、全ての単振動が表現できます。 その解は、 e^(iωt) の形になります。 (オイラーの公式により、三角関数の表現に書き換えることも出来ますが、複素指数関数のままの方が計算が簡単です。) 最も単純な解である x = e^(iωt) を、元の式に代入すると、 dx/dt = iω・e^(iωt) もう1回微分すれば、 dx^2/dt^2 = -ω^2・e^(iωt) (だから、三角関数よりも計算が簡単なのです) よって、 ω^2・正の定数 = 1 が得られます。 次に、この正体不明の定数「ω」を、分かりやすく、振動の周期に変換しましょう。 e^(iθ) や三角関数は、2π周期なので、周期をTをおけば ωT=2π よって ω=2π/T 上記に代入すれば (2π/T)^2・正の定数 = 1 だから、 周期T = 2π×√正の定数 高校の教科書で良く出てくる振り子(単振り子)の問題ですと、 (高校では微分方程式は教えませんが) L・d^2 θ/dt^2 = -gsinθ となります、 θが小さければ、θ ≒ sin θ なので、 L・d^2 θ/dt^2 = -gsinθ d^2 θ/dt^2 = -g/L・sinθ 上記と同じ形になりました。 だから、振り子の周期は、 2π×√(g/L) です。 ばね定数kのばねに質量mの物体をつけて、少し引っ張るか縮ませるかして手を放せば、 (簡単のため、無重力としますが) m・d^2 x/dt^2 = -k・x だから 周期 2π×√(k/m) で振動する。
- yardbird
- ベストアンサー率42% (3/7)
数学的には、「等速円運動の投影になっている」ということで、これは単振動の定義ですね。 物理的には、「その物体にはたらく力が、中心からの距離に比例した復元力になっている」ということでいいと思います。
単振動に近似できるための条件という意味合いでなら 例えば、通常のバネの振動なら、 運動方程式はmx"=-kx です⇒x"=-k/m・x こういう式の形になっている運動は、全て単振動です。 ですが単振り子の場合、横向きx軸をとり糸の張力をTとし、糸が鉛直となす角をθ,糸の長さLとすれば x=Lsinθ、x方向に加わる力は-Tsinθです。 一方、振り子は弧を描いて運動しますが、その糸の方向 では絶えず張力と重力の糸方向成分は釣り合っています:糸の方向には伸びも縮みもしないので。 つまりT=mgcosθ よって、x方向に加わる力は-Tsinθ=-mgsinθcosθです。 したがって、x方向の運動方程式は mx"=m(Lsinθ)"=-mgsinθcosθ つまり、単振り子はバネ振り子と違い本来単振動では ありませんが、θが小さい:θ<<1のとき sinθ≒θ、cosθ≒1という近似が成り立ちます。 これを代入すると、上の式はmLθ"=-mgθとなり θ"=-g/L・θとなって、θについての単振動の形になります。このとき、単振り子は単振動、かつ微小振動をしていることになります
- yeviss
- ベストアンサー率48% (21/43)
その振動を投射した際に、座標(x-y-z)もしくは動座標 のいずれか一つの面でのみ振動が確認され、かつその振動が等速円運動している場合 でどうでしょうか。