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建築協会を「けんちっきょうかい」と書いたらバツされました。
国語のテストで「建築協会」を「けんちっきょうかい」と書いたバツされました。正解は「けんちくきょうかい:」でした。 なぜバツなのでしょう?いろいろなネイティブの日本人の発音を注意深く聞いてみると、ほとんどの人が「けんちっきょうかい」と発音しています。(1)どうして日本語は口語主義が徹底していないのでしょうか? また、発想を転換して、(2)将来の日本語は「けんちっきょうかい」が認められるほど寛容になるのでしょうか? (3)「食べれる」は規範の国語では正しいとは認定されていないけれども、ワープロソフトの文字変換では、「食べれる」はディフォルトで変換してくれます。このレベルの寛容性を「けんちっきょうかい」はゲットすることができるでしょうか?
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No.9 です。ちょっと考えてみて、こういう話も。 たとえば、「闊達(かったつ)」や「一括(いっかつ)」は、ここに示したようなふりがなを振りますし、このような発音をしているという認識が一般的だと思います。 これも、それぞれの(漢和字典で普通に認められている読みに従えば)「かつたつ」「いつかつ or いちかつ」となるべきなのですが、こちらは、既に発音通りの読みが認知されているということだと思います。 この例は、「撥音便」と呼ばれる現象に似ていると思います。ただ、撥音便は、「行きた→行った」「勝ちた→勝った」のように、動詞に関連して話題になるので、これを撥音便といってしまっていいのかどうかはわかりません。 一方で、「建築協会」の場合、確かに普通の認識は「けんちくきょうかい」です。これは、上記の闊達・一括がひとつの単語の中のことであり、建築協会は、あくまでも、建築+協会 という2つの単語の複合語であるのが影響しているかもしれません。
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- silverbear
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(1) たしかに。「く」の発音が微妙ですね。 でも、日本人は「けんちっきょうかい」と発音してるつもりは無いんですよ。あくまでも「けんちくきょうかい」と発音してるつもりなんです。聞いてる人の殆どが「く」を聞き取ってます(思い込みかもしれませんが) 「く」の音が悪いのかも知れません。「つ」と同じ「う行」で、口の形もほぼ同じなので聞き間違い易い音なのかもしれませんね。 (2) 「おはよう」を「おはよお」 「昨日(きのう)」を「きのお」 等は自覚して言ってる人も多いと思います。これは日本人も小学校で先生に直されるんです。 自覚してる発音すら認められないので、自覚してない発音が認められるようになるとは思えないです。 (3)殆どが自覚してないので無理だと思います。
- 麻野 なぎ(@AsanoNagi)
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No.9 です。 ひとつ補足を。 ついでにいえば、日本語には、子音だけの音素はないので、特に単語の終わりに k だけ(母音無し)があった場合、日本人には、ku と聞こえます。 ほかの子音でも共通で、子音で終わる外国語をカタカナ表記した場合、最後はほぼ間違いなく、u が補われます。 port = ポート code = コード cook = コック or クック
- 麻野 なぎ(@AsanoNagi)
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確かに、「けんちっきょうかい」と聞こえる例も多いと思います。ただ、これは、書き言葉と話し言葉の相違というよりは、話し手自身が、「けんちくきょうかい」と発音していると意識しているので、その意味では、話し言葉と書き言葉が分離しているわけではありません。 もともと、日本語の u は弱く発音されるケースが多いようです。ですから、「建築」を kentiku ではなく、kentik と発音しても、多くの場合あまり違和感がないと思います。 とはいっても、日本語の基本的な音素に、子音だけの音素はないことになっているので、ku と発音しているという意識があると思います。 この弱い発音で u を発したときに、 kentikkyoukai ややもすると、「けんちっきょうかい」と聞こえるわけです。 ただ、これは、意識としては、u も発音しているということです。 あと、日本語変換にもいろいろありまして、ジャストシステムの ATOK などは、「食べれる」と変換しようとすると、【ら抜き言葉】と警告を発してくれたりします。
お礼
さすが分析的に物事を見れる凄腕がご登場! おっしゃることと関連してますが、関東では kenchik で、語末の u は弱いですよね。だから kenchikkyokai となっても何ら不思議はありません。 だから、「ううん、日本人は皆、けんちっきょうかい、なんて発音してないよ!」と、確かめることなく断定なさる方は、そう思い込んでいる可能性だってあります。 みなさん、「を」をまわりの人間がどう発音していると思いますか?結構おおくの人が「断言」するには、「ほとんどの人が wo とは発音していない。o と発音する」というものです。でもそう思い込んでいるんでしょう?頭のなかで、たとえ wo の音が入ってきてもそれを o として処理するのです。実際は、wo と発音している割合は、彼らが思うよりはるか以上に、多いんです!これもテレビのニュースを注意深く聴いて確信しました。 これと並行するんではないでしょうか。他の人が意識として u を発音している、と彼らの脳が解釈しているんだろうと思います。ありがとうございました。
- ___noboru___
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> いろいろなネイティブの日本人の発音を注意深く聞いてみると、 > ほとんどの人が「けんちっきょうかい」と発音しています。 私はそんな風に言っている人に会ったことありませんねえ。地方によってはそういうのもあるのかも知れませんが。 但し日本中どこに行ってもそう聞こえるという場合はあなたが聞き取れていない可能性があると思います。これは本当に耳が悪くて聞こえない場合と、日本語の発音に慣れていなくて聞き取れない(耳は正常だがあまり処理したことのない音なので脳の中での処理が困難)場合があります。日本語以外がネイティブな人なら聞こえないというのは有り得ると思います。
- E-1077
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問題は 「口語体ではなんと発音するのか」ではなく 「なんと読むのか」ですから ケンチクキョウカイでしかないでしょうね。 もっとも他の回答者さん同様にこの言葉を「ケンチッ」と発音しているのを聞いたことがありません。 最近の日本語の乱れもそうですが、自分勝手な解釈や用法もまかり通るし、他者が黙認していることや思い込みによって、正しい用法だと思われる節もあるようですね。 食べれるもそうです。ワープロ等の変換は押した文字そのままですから、用法が正しい正しくないは関係ないでしょう。物によっては 続くをtuzuku と入力しても続くと変換されてしまうこともあります。 正しくはtudukuですが・・。どれが正しいとかではないでしょう?まじめに変換すると間違えて出力されるのでわかるでしょうが。 なので いくら慣用性があるソフトで変換できても、「建築協会」は「ケンチクキョウカイ」でしかないでしょうね。 さっきアナウンサーが「雰囲気」を「ふいんき」と発音していまして、これって「フンイキ」じゃあないの?と突っ込みたくなったりして。このまま入力すると「フインキ」は「譜陰気」になった!! なので 1)口語体は時代によって変化するものだから 2)絶対ない 3)絶対にありえない ですね。 相当に間違ったのが悔しいのかな。 これって単なる屁理屈。 ちゃんと「勘違いなんだな」と認識したほうが、今後の勉強においても更なる誤解を生まずに済むと思います。
お礼
metathesis の例ですね!いいですね、そういうのを目撃できるのは。日本語の変化の進行形を目撃してるんですからね。これぞ生きた言語、Hic lengua vivendo! また、最後の段落について。とてもユーモアのあるお言葉をどうもありがとうございました。
- site_uma
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訛りなどの地域性の理由もあるかもしれませんが、自分では「けんちくきょうかい」と発音しているつもりで、「けんちっきょうかい」と発音している自覚はないケースも多いかと。同じ子音の音が続くと発音しにくい、というパターンはそれなりにあるので。 いずれにしても、書き言葉では「けんちく」-「きょうかい」。 将来の日本語について言えば・・・日本語自体が長い時間をかけて変化してきたことを考えれば、遠い将来には変わることもありうるかもしれません。 ただ、「けんちっきょうかい」という書き方が認められるというより日本語自体が変わるだろうな、と。 例えば、単語を重ねるときに同じ子音の音が続いたら前の音を「っ」に変換する・・・こんなのがテストに出るようになったら嫌だなぁ(^^; まぁ、外国語では長い時をかけて発音が変化した結果、つづりと発音がかなり違う、なんてケースもザラなので、それよりはマシかもしれないけど。 「食べれる」については、逆に(合っている/間違っているは別として)使う人が増えてきて一般的になってきたから、変換できるようにした、というところでしょうね。 ワープロや携帯で変換できるからといって、国語のテストで書けば、まず×になるでしょう。
お礼
(例1)三つ爪楊枝を取って。 みっつ、つまようじ とって。 →みっつまようじ とって。 (例2)八つ、羊羹とって。 やっつ、ようかん とって。 →やっつょうかん とって。 →やっとうかん とって。 (例3)五つ星 いつつぼし →いっつぼし (例4)にぼし、しいたけと一緒にして。 →にぼっしいたけといっしょにして。 みたいになるといいですね。
- analysis_swindle
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文法的や言語学的な話はしません。 「協会」(きょうかい)を「きょーかい」と発音する人はいますが、「建築」(けんちく)を「けんちっ」と発音する日本人はいません、全くといっていいほどです。
お礼
みなさん、ありがとうございましたーっ!!! オブジェクショーン!今日のニュースをじっくり聴いてくださいませ。アナウンサーの誰かは必ずや、発音しますよ。
- 007_taro
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なぜ、×か。 建築は「けんちく」、協会は「きょうかい」であって、一緒に読んだ際に、「けんちく」の”く”と「きょうかい」の”き”が同じ”か行”に属するものなので、音が飛んでしまうのでしょう。 「隣の客は良く柿食う客だ」もすばやく言うと言いにくく、「となりのきゃくはよくかっきゅうきゃくだ」ってなる場合がありますよね? (1)国語ですからねぇ。基本的な読み書きができる能力と、話す能力は別ですよ。本来、国語で習うのは、誰でもきちんと通じる文章を書くための能力を付ける勉強ですから、口語が国語に乗り込むのは難しいかと。また、乗り込ませてはいけない分野であると思います。そうでないと、文法も、曖昧になっても許されてしまいます。 (2)(1)の理由により、口語(リズム)ではそうなっても、国語(文語メイン)では無理かと思います。 (3)ワープロはあくまでも便利さが追求されますが、この場合、言葉の短縮形ですから、「食べれる」とは違うものでしょう。
- tatsumi01
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どこの国の言語でも、単語の綴りは発音の通りではありません。英語では "our, hour," "night, knight" などいくらでも例はあります。フランス語なんか、発音と綴りは一致しませんが、こちらは規則性がある ("h" は発音しない、など) まあいいのかもしません。 日本語で「を、は、へ」を「お、わ、え」と書いたら、無条件で×でしょうが、文句を言いたいのでしょうか。なお、助詞の「を」を「お」と書くのは無教養の典型とみなされることがあるので注意しましょう。 「食べれる」は言語の揺れの範囲ですが、未だ年寄りには違和感があって、少なくとも文章で使ったら×です。しかし、変換できないのに苦情が来ることが多いのでメーカーが入れているのでしょう。苦情を言う人が増えれば「けんちっきょうかい」が辞書に入るかも知れません。
(1) 日本はもともと、文語と口語が分離しているのが当たり前だった国だからです。 また、マッカーサー氏がこの状況を口語に統制しようとしたらしいのですが、言語としての文法がまるっきり変わってしまうため成功しなかったそうです。 (2) 将来のことは分かりませんが、今はまだまだ無理です。 「けんちく」を「けんちっ」と発音する人は俺の周りには少なくともいませんので、もしかすると方言的な言い方かもしれません。 少なくとも意味が通じなくなりますので、もうちょっと猶予が必要でしょう。 (3) あまり寛容になりすぎると変換効率が落ちますので何ともいえません。 一般に広く認められれば別ですが、今はまだまだその見込みがありませんので、「IME作ってる会社に訊いてくれ」としか答えようがないです。
お礼
この場を借りて皆さんにお礼を言います、ありがとうございました! (3)に関してオブジェクション!変換効率は落ちるどころか逆によくなりませんか? 同音異義語が多いんですから、複合名詞で音の同化を許容すれば、曖昧さがそれだけ下がることになります。 建築活性「けんちく かっせい」 もし「築活(ちくかつ)」という単語があったとします。 建築活性とタイプしたら、コンピューターは「建」「築活」「性」の可能性も考慮しなければなりません。しかし「けんちっかっせい」を認めれば、他に解釈しようがないので、一発変換ができます。
お礼
複合語も認めちゃいましょう。「科学技術庁」を「かがっぎじっちょう」で一発変換できるように。 自分で登録しないでもワープロでデフォルトで一発変換できるようになったらこっちの勝ちです。