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小学校からの英語教育
小学校からの英語教育について マスコミでも色々話題になっていますが、あなたはどうお考えですか?
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私は小学校に英語教育を導入する前に、皆が見落としている次の二つのことを考える必要があると思います。 一つに国語教育のあり方です。学校で習う国語は文学に偏重しすぎです。実際、私たちの言語生活で重要なのは人と人のコミュニケーションです。そう言えば 敬語について本格的に教えるのは高校の選択授業である「国語表現」なのです。しかし、こんなのは小学校のうちに教えるべきでしょう。また、日本語にも文法もあればアクセントやイントネーションもあるし、これは英語に限ったことではないのです。それから、メディアリテラシーについて教える必要もあるでしょう。一般の人にとっては文学よりも新聞や雑誌を読む人の方が多いでしょう。でも、新聞には新聞の読み方があります。例えば源氏物語を読むには古文の勉強が必要ですが、新聞を読むにはメディアリテラシーの勉強が必要なのです。しかし、メディアリテラシーを勉強しなくても新聞が読めるところに落とし穴があります。それから、国語も英語も言葉の勉強なのに現状ではあまり連動していないようです。これも見直すべきでしょう。 二つは習熟度別教育の是非です。中学で英語並みに得手不得手ができる教科に数学があります。数学も中学から登場する科目ですが、それは丁度小学校の算数の 延長なので新しい科目とは言えませんけどね。数学を見たって小学で算数を習っているから数学嫌いが少ないと言うわけではありませんよね。最も、英語と違って算数は小学校の教科から外すことは出来ませんがね。しかし、小学校の算数を見てみても得手不得手がすでにはっきり分かれる現象が起きますよね。苦手な生徒には丁寧に分かるまで教えて、得意な生徒はどんどん先に進んだ方がぐんぐん伸びます。これはこれでメリットがあるでしょうけど、問題点も多く、小学校の教育の基本理念に反するかもしません。 そこでその二つを統合して考えますと、国語教育を改め、その上で国語が得意な生徒に英語を教えれば絶大な効果が現れます。ただ、それには習熟度別教育の問題をクリアしたとしても、カリキュラムの問題が残っています。現在の教科の何を削ってその時間に当てるのか。現在の小学校の総合学習時間は私達の時よりも 少なくなっています。それなのに、コンピューターを導入したりと教えるべき事柄は増えています。そうすると何かを削らなければなりません。例えば音楽なんかも、音を楽しむどこか「音が苦」になるようでしたら、本末転倒ですし、図工にしても これは生徒の創作性よりも手先の器用さ格付けするのであれば、本末転倒とまで行かなくても存在意義に疑問を感じますし、体育だって あれは悪く言えばいいかげんな部分も多いし、本来の建前上の役割を果たしているのかも少し疑問です。道徳はあれは半分あってないような時間だし、社会科や理科は中学に移行してもいいような内容もあります。でもそうすると、中学、高校と先送りで生徒の学力が低下し、大学入試のハードルも高くなるでしょう。
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- bascavil
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#3の者です。補足します。 >これは仮に日本語もキチンと覚えた上で英語を習っても弊害が起きるわけですね。 いえ、日本語というか母国語できっちり基礎が出来た上でなら、大丈夫でしょう。具体的には、大学生くらいからです。中学生~高校生くらいまでは、英語的思考ではなく、文法と英文和訳に限定すべきです。これは英語をマスターするためではなく、日本語を磨いたり論理的思考を鍛えるのに有効だからです。 当然、始める年齢が遅いですから、発音は綺麗になりませんが、これは仕方ありません。
お礼
あなたの意見は1/4頷けますが、疑問が残ります。 あなたの方法は江戸時代の蘭学者に近い方法ですね。 これは現代でも大学書林の4週間シリーズなどで他の外国語を学習するには大きな足がかりになります。しかし、英語を介して他の外国語を学習するには甚だ不合理になってしまいます。結局は日本語の世界に縛られすぎて 知識に比例した視野の広い視野が得られにくくなります。結局はメタラングの習得も大幅に遅れを取るでしょう。
- shiya1991
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反対です。 実際どのような内容で授業を行うのかがわからないのですが、もしも中学や高校のような、文法事項をやる授業なら全く意味がないと思います。英会話の授業をし、英語が日常的に使えるような人を育てたいなら、まず中学、高校の授業の内容を変えるべきです。 中、高と6年間、週3時間英語を勉強しても、結局文法だけで話せるようになる訳ではないですから。
お礼
回答ありがとうございます。 週3時間と言っても 実質は2時間くらいでしょう。 そんなんで英語が身に付くはずがありません。
- bascavil
- ベストアンサー率25% (72/277)
反対です。 人間というのは、成長期に抽象的な思考回路が形成されていくのですが、この成長期に二つ以上の言語をやると、成長が言語習得に吸収されてしまい、抽象的思考能力の発育が小さいままで止まってしまうからです。 つまり、難しい文章が読めなくなったり、哲学的な思考力が育たなくなるのです。 帰国子女には少し智恵の足りない人が多いのはこのためです。彼らは、仮にIQが高くても、総じて思考力は浅いタイプが多いです。こういう頭脳を「途上国型」といいます。発展途上国の秀才に多いタイプの頭脳です。途上国の人々は母国語では高度な概念を扱えないので、母国語と別に英語などの外国語で勉強するんですよ。そうなると、「思考する」というより、「言葉の意味を理解する」方に能力が取られるので、深い思考ができないのです。 つまり、流暢に英語の発音ができても中身が無い。しょせんは植民地出身者の頭脳ということです。どんなにIQが高くても、土人どまりの思考力しかもてないのです。 つまり、英語の早期教育は、日本人の愚民化政策です。断じて撲滅するべきです。
お礼
回答ありがとうございます。 ちょっと極端ですが、これは仮に日本語もキチンと覚えた上で英語を習っても弊害が起きるわけですね。 そう言えば 語学に堪能な人に数学など苦手な人も少なくはないですよね。
- Byakye
- ベストアンサー率36% (7/19)
概ね賛成です。 内容がどのようなものか、ちょっと情報不足なので断定できませんが。 私は、小学生の時に英会話スクールに通っていました。 英語の歌を歌ったり、カルタ風に単語を学んだり、イースターなど英語圏の行事をしたり、先生に海外の話をしてもらったり・・・楽しく通っていました。 英会話スクールでは文法を全くやらなかったので、中学時代の英語はそこそこ苦労もしましたが。 英会話スクールでやった会話の内容が、体系的に整理されていくのが面白く感じましたよ。 小学生の英語教育といっても「異文化に親しむ・英語に慣れる」レベルでしょうから、日本語学習の妨げにはならないとは思いますが・・・? 今の小学生はそんなに会話レベルで国語力が落ちているのか、そこまではちょっと分かりません。 敬語や礼儀は、家庭の躾の範囲のような気もしますが・・・。 ただ、各学校で指導方法に差があったり先生も苦労しているようですので、そこは解消されて欲しいですね。 ネイティブのアシスタントさんがいるのが一番望ましいかと。 ---参考URL 海外経験のある方が書いてらっしゃるブログです。 丁度英語教育についてのエントリがあったので参考までに。 THE義務教育- 日本の子供がもっと楽しく学べるように♪ 小学校での英語(その3)
お礼
回答ありがとうございます。 ブログを参考にさせていただきます。
少し極論かもしれませんが、万人が英語を話せるようになる必要性を感じないので反対です。 小学校で英語教育をするよりも、中高6年間の英語のカリキュラムを見直す方が断然先だと思います。 小学校の間は必要な事に絞ってを教えるべきだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに万人が英語を話す必要はないと思います。でも、習いたい生徒には機会を作ってあげることも必要かと思います。
小学生はある程度日本語を覚えているから(最低限の話ですが)別に習いたければ習ってかまわないと思いますが、よく英会話スクールに通う未就学児(2歳や3歳なども含め)を見ると、「先に日本語を覚えさせてあげようよ…」と保護者の人に対して思ってしまいますね^^; 別に小学校からでもいいと思いますが、ちゃんと学ばないと英語は話せないですね。私も五年生あたりから習ってましたが(塾に通ってました)、親に「どぶにお金を捨てるようなもの」といわれるほどの英語力です…。 小さい子の場合は先に日本語を学ばせるべきだと思うので、本来なら中学からでも遅くないと思います。むしろ、ちゃんと学ぶことが出来るので(遊び感覚などではなく)その方が好ましいと個人的に思います。
お礼
回答ありがとうございます。 2歳や3歳の子供に英語を教えるのは犬や猫に教えるのと同じくらいナンセンスかもしれませんね。
- hiro0079
- ベストアンサー率35% (666/1860)
こんにちは 個人的には、学校のいわゆる英語の授業は、そもそもいらないと思います。 国語以外の授業を英語でやるだけでいいと思います。 英語圏の子供達が英語を話せるのは、学校で英語の文法を習ったからではなく 英語を話す習慣があるからに他なりません。 私も母国語が出来ない人間に外国語など出来るはずがないと思う派なので まず国語、そしてそれ以外の授業を英語で行うようにすれば 別に小学校からでも問題ないと思います。 教師が出来ないというのならば、出来る人を教師にすればいいだけですし。
お礼
回答ありがとうございます。 いわゆるイマージョン教育ですね。これも 色々問題を含んでいます。
- Kamogawa27
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どうもこんにちは。 基本的には従来の中1のように本格的にするなら無意味だと思います。 従来これだけ英語教育に時間を割きながらこのひどい日本人の英語レベルを考える時に小学校からよりも日本に来て長く住んでいる外国人を中心にして英語教育の方法を真面目に考えるべきだと思うし。 ただ唯一良いと思うことは 中1で習いはじめた時に教室で発音の練習でしっかりと口を横に開いたり英語らしい発音をする事って 恥ずかしく、またカッコ付けてるみたいだし とまともに発音練習が出来てないのが現状だと思うので そう言う意味では小学校だと恥ずかしいとか関係無く楽しく発音を学べ、そのまま中学校でも出来るのではないでしょうか? ただ前記したように根本が大丈夫?って思うんですね(外国語学科でも英文科卒でもないが) England=英国、English=英国語、英国人 これっていきなり間違いですよね、英国はUKとかグレートブリテン・・だし イングランドは1地方名で Englishもイングランド人ですよね この10年サッカーブームでこんな風に感じている人は多いと思いますが また ABCD・・・ の発音を エイ・ビー・シー って習いますが これって間違いですよね A=エイではなく Aという文字の名前がエイで 発音は ア ですね、、ABCは ア・バァ・クァ だと言うことらしい こんな事を文部省のお偉い人や英語の教師はどう考えてんでしょう?
お礼
回答ありがとうございます。 グレートブリテンだと厳密には北アイルランドは含まないんですよね。別に揚げ足を取るつもりはありませんが。
- term-ott
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こんにちは。 最近、英語学習法の本を読みました。書名、著者名(韓国の方で、経営コンサルタントということだけ覚えています)共に忘れてしまったんですが、その本の中に書いてあったことが印象的でした。 帰国子女が、日本の大学に編入されて、その方々を教授が観察していると、どうも、日本語も英語も心もとない。もちろん、表面的な会話はなんとなくできるようだが、コミュニケーションに使うには頼りない英語力である。いわば、バイリンガルどころか、セミリンガルと呼ぶにふさわしいとのこと。 この例からもわかるように、日本語に基礎がしっかりできていないうちから外国語を並行して学ぶとどちらも完成の域に達するどころか、共倒れ状態になりかねない・・・という記述だったと思います。 私も他の回答者様もおっしゃっているように、日本語がしっかりしてからのほうが良いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 これは日本語と英語が半々になってしまったんですね。凡人があまり努力もしないで覚えられる言語の総量はある程度決まっているのかもしれませんね。
- nao152
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意味ない取り組みですね。 英語を学ぶことが決して悪いことではありません。学ぶことはいいことです。 でも本気で学ぼうとする小学生がどれくらいいるのでしょうか。おそらく統計をとっても少ないと思います。 それに英語で喋ることが単なるカッコつけにしか思えない。 ますは日本語から勉強すべきです。私も偉そうなことは言えませんが、子供が知らないというだけでなく、大人も日本語がわかっていませんからね。 英語は中学からでもいいと思います。 また英語教育を取り組むよりも「ゆとり教育」を廃止して、週休2日制もなくすべきです。私立では土曜の休みがなく公立では休みがあるとなると、必ずしもとは言い切れませんが、能力に差が生じます。 「ゆとり教育」っていうのは教師のためにあるようなものしか考えられない。
お礼
回答ありがとうございます。 いや、小学校くらいだと漠然と英語に何らかの関心を持っている生徒は多いと思いますよ。しかし、中学、高校と進むにつれて「外国語=英語=学問=教科=点数」という図式が出来てしまい、むしろ小学生より視野が狭くなっている中高生がいかに多いことか。
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お礼
回答ありがとうございます。 流石はcartamo88さん、斬新な視点と鋭いご意見です。 こういう問題は 単純に意見が2極化することが多いのですが、非常に参考になります。