- ベストアンサー
ドイツ語読本の違いとは?
- ドイツ語読本には、「Deutsches Lesebuch : fur die Bedurfnisse des Volksschulunterrichts in entsprechender Stufenfolge und drei Ausgaben」というタイトルのものがあります。
- また、「Deutsches Lesebuch : fur das Bedurfniss ein und mehrklassiger Land und Stadt-Schulen in entsprechender Stufenfolge bearbeitet」というタイトルのものも存在します。
- これらの読本はそれぞれ異なる対象者を想定しており、(1)は小学校の低学年向け、(2)はそれ以降のクラス向けに編集されています。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
やはりそうでしたか (^^) Volksschuleは普通の庶民が行く学校の総称と考えていいでしょう。教育史の世界では、民衆学校と訳す場合と国民学校と訳す場合があります。「国民」という概念が成立していたかとか、そんな話に関係します。 ein- und mehrklassig というのは学校の編成のことです。einklassig とは単級学校で、1学校に1学級しかなくて、そこにいろいろな学年の(いや、正確には学年という概念が成立していなくて、となりますが)子どもがいる形態。日本で考えると、お習字の教室のようなイメージですかね。mehrklassigとは、学年が区別されている学校。1学年に2学級あるという意味ではありません。このころは、生徒の数が増えると、年齢や能力によって段階的にクラスを分けるのではなくて、同じような雑多な二つのクラスにわけるという考え方がありました。(この辺は、あるいはご存知のことかもしれませんね!) なお、in から後ろをどこへかかっていると見るか、はっきりしません。現物を見れば判断できるでしょう。下の訳では、Stufenfolgeは学校の編成についてではなく、この読本の内容についての修飾であると考えてあります。drei Ausgabenは自信ありません。第三版かも。でもそれならdritteでしょうね... 1)ドイツ語読本:民衆学校授業用、適切な段階のある、3巻本。 2)ドイツ語読本:都市及び農村の単級及び多級学校用、適切な段階のある編集。 なぜこんな本を手にされたのかわかりませんが(教育史専攻の院生さん?)、頑張って下さい。
その他の回答 (2)
- antoninus64
- ベストアンサー率56% (70/125)
すこしドイツ語の読める、教育関係の研究をしている者です。 ひょっとして、これは古い教科書ではありませんか? かなり古い、19世紀から20世紀初めの表現のような気がするのですが。。。 刊行された時期を教えていただければ、学校制度の実情と合わせてお答えできるかもしれません。
補足
古いです。すっごく古いです(^_^; 全編ゴシック文字(ひげ文字)で、まず普通のアルファベットに直すのに一苦労しています。 出版年は1871年です。 よろしくお願いします。
1. 対応する段階(程度)に従った、国民学校の授業の要求のためのドイツ語読本 2.対応する段階に従って編纂された一つ及び複数クラスのある村立及び市立学校のためのドイツ語読本 直訳すると上記のような意味だと思います。これだけでは、どちらが程度が低いか、高いかは判断できませんね。ドイツでは現在では、Grundschule(4年間)と Hauptschule(5年間)をあわせてVolksschuleと呼ぶらしいですね。普通、教科書には表紙に何年生用」と表示されている筈ですが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 レベルの高低ではなかったのですか…。「mehrklassiger」が「より大きいクラス」なのかと思ったのです。
お礼
庶民の学校ですかー。。。はー。。。(思いつきもしなかった) やはり辞書だけではダメですね。もっとこういうバックグラウンドを知らないと。もしかして常識なのかもしれませんが。 教育史専攻でも院生でもない、大学時代はドイツ語の単位を落としかけた一社会人の質問に答えて下さり、本当にありがとうございました。 教えていただいた情報を元に、月曜もう一度初めから取り組みたいと思います。