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電子線回折の解析の仕方教えてください !!
タイトルのままなのですが, 透過波点を中心とした回折リングの半径をr,カメラ長をL,面間隔をd,とすると,これら三つの間にはどのような関係があるのかを失念しました.いろいろ頭が混乱しまして,確か,Lとrからd値を求めて,JCPDSのd値と合致したものが,該当する面方位,だったと記憶しているのですが,Lとrからd値を求めるやり方を失念してしまいました.急ぎ教えて頂ければ大変助かります.ところでrはフィルム上での半径であり,拡大印刷すればその倍率を考慮しなければならないのですよね??^^; 大変基本的なことを伺いっておりお恥ずかしいのですが,電子顕微鏡の本をみても難しいことがたくさん書いてあり,混乱しています.何卒,よろしくお願いします.
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- kenojisan
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回答No.1
以前類似の質問が有り、私も回答していますのでQNo.1776303をご参照ください。 一応、ここでも繰り返して説明しますと、 公式L=dr/λのrは回折図形の円の半径、dは試料のその回折に相当する面間隔、λは観察時の電子線の波長ですが、実際の実験ではむしろλL=drとして、λLを定数として求めた方が便利です。通常は、金膜などを標準試料として、その電子線回折測定をして、実験的にλLを決めます。また、拡大印刷する場合、当然その拡大率を考慮しないといけませんが、標準試料の結果を使って、いつも使う拡大印刷の時の定数を決めておけば便利です。 なお、定数を決めるには数個の回折円を使って決めた方が信頼性が高くなりますが、TEMの電子線回折では、半径の大きい回折円は測定原理上誤差が大きくなっていきますので、あまり外側の円は使わない方が良いと思います。