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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:21ヶ条の要求の評価)
21ヶ条要求の評価とは?
このQ&Aのポイント
- 1915年に日本が中国につきつけた、21ヶ条要求の評価を知りたいです。
- 第1号と第2号はアヘン戦争来の列強の侵略の延長線上にあり、妥結の可能性があるが、第4号と第5号は欧米の列強が容認しない要求です。
- 日本が自身が置かれた国際環境を無視して、なぜこのような要求を出したのか疑問です。
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質問者が選んだベストアンサー
こんばんは 第一次世界大戦の勃発に際して、イギリスは日英同盟に基づき、東洋のドイツ勢力の一掃=参戦を要請します。しかし、日本はこれを日露戦後の不況から脱却する「大正新時代の天佑」と位置づけます。さらに、元老井上馨が「東洋にたいする日本の利権を確立せざるべからず」と唱えたように、東アジアでの勢力拡大に利用しようとします。 こうした日本の「ホンネ」を知ったイギリスは、参戦要請を撤回しますが、日本はそのまま参戦します。表向き「日英同盟の情宜」、ホンネは(言葉は悪いですが)「火事場泥棒」ですね。 そのような中で、中国での勢力拡大を狙ったのが二十一か条要求ですが、日本が獲得目標としたのは、第一号と第二号(特に関東州、満鉄の期限延長)です。 ご指摘の第五号は「希望条項」であり、秘密条項でした。もっとも、この要求は、質問氏もご指摘の通り、中国を属国化するもので常識的にのめるものではありません。したがって、前4項をのませるために、あえて譲歩してもかまわない取引材料として五号をいれた、と指摘する研究者もいます。(こっちは引っ込めるからあとは認めろよ、それくらいいいだろう、って手ですね) アメリカなどは、当初日本の行動に特に反対はしていませんでしたが、中国政府が五号の存在を暴露すると、日本への警戒心を高め対日批判を強めます。このことは、中国を元気づけ交渉は難航し、そのうちイギリスも日本に対し五号の撤回を通告してきます。 その結果、日本は中国に対し、五号については「留保」したうえで他の項目について最後通牒を発し、5月9日に受諾に追い込みます。 ご参考までに、失礼します。
お礼
回答ありがとうございます 要求は計算されたものではなく、その場の短慮だったんですね。 いくら秘密外交の時代だとしても、5号はちょっとやりすぎではないかと思います。希望条項という言い訳も苦しいですよね。4号要求も列強が容認できるとは思えないし。 短慮の結果、英米を敵のほうへ追いやり、日本の国際的孤立を招き、太平洋戦争の遠因になったかと思うと、やりきれない思いがします。