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情報・メディア・コミュニケーション研究

情報・メディア・コミュニケーション研究は1つの学問として認知されていないとのことなのですが、ではどの学問に分類されるのでしょうか?

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  • awahiko
  • ベストアンサー率39% (291/734)
回答No.1

おはようございます。 大雑把な切り口にします。 1★情報:これはインターネットやターミナル(一人一台パソコン時代)、あるいは地上波アナログ放送2011年で終了、など、ありとあらゆるコト・モノが範疇になります。一昔前までは、名称だけで“情報=図書館学”という括りしかできなかったのです。それこそ「インフラの整備」が全く追いついていなかったわけです。ところが整備が進むに連れて“図書館学の中の一つのファクター”というだけでは収まりきれなくなってしまいました。当然、昔ながらの「目録カード作成演習」などは到底、その時代の趨勢にはついていけませんでした。今、カテゴリーとして一番揺れているのがこの「情報」ではないでしょうか。あまり好ましい目で見ていないのですが、「なんでもあり」になりつつあります。 <全然大雑把じゃないですね。ごめんなさい> 2★メディア。これは最近、マスコミの連中(もとい人々)が急に「マスコミ」という台詞に封印をしたかのようにTVなどで言わなくなりましたよね。上記「1」とも絡むのですが、例えば、我が国初のTV放映で最初に画面に映ったのが、かの黒柳徹子女史だったと言われていますが、それから幾星霜。「マスコミ」といえば「新聞」からスタートして、やがて舞台は「TV」にも波及し、そして今、インターネット環境も整い、「なんでもあり、のメディア」になりつつあります。具体的にはTVでキャスターが「イラクのこうした姿勢に対して各国のメディアは一斉に次のように報道しました」なんていうのがそうでしょうか。 3★コミュニケーション:これはもうだいぶ以前から前二者とは違った扱いになっています。つまり、コミュニケーションとは日本語で言えば「対人関係良好手法」とでもなりましょうか。それでも日本では確固とした学問領域に達していないように感じます。試しに 日経の大学・大学院ナビで検索(コミュニケーションずばりだと、なんと全国でゼロ件!その上位概念に(日経の判断でしょうが)人間科学系というのがあったので、そこにもチェックをいれて再検索しましたら、↓ http://campus.nikkei.co.jp/search/search_result.cfm?ft=11 今度は265大学もヒットしてしまいました。これはある種「大学によって教える・鍛えるプログラムが違うこと」の証左であると考えられます。 4★そろそろ結論を急ぎましょう。 結論1●「情報」はシステム関係の学科や図書館学(管見では)つくば大学の図書館分野学科と慶應義塾大学の「図書館情報学科」あたりが頭に浮かびます。他の図書館学を取得できる課程では、講義内容が(厳密な意味で)“情報学”に至っていないのが現状だと思われます。これは多分に敗戦後GHQの指導で急速に公共図書館を作ることになり、司書(アメリカのライブラリアンもどき)を置くためにスタートした課程であるせいもあって、おいそれと「情報」にユーターンできないのでしょうね。しかし、この「情報」は今後は確実にシステム系と図書館系の二極化がされると考えています。 結論2●メディア。これは現状では「新聞」になるのでしょうか?でも・・・、今どきまだ「新聞」? これについても上記日経のDBを(多少意地が悪いかな)“メディア”だけで検索しましたら↓です。 http://kensaku.nikkei.co.jp/cgi-bin/common.cgi 先ほどもそうでしたが、日経のサイトは「大学院」も一緒なので少し見づらいですね。でも、「フリーワード検索」は捨てがたいものがあります。大鉈を振り下ろしたような(専門の先生に怒られるかもしれませんが)表現をすれば「情報が昇華するとメディアという範疇の一部になる」ということだと思っています。ものすごく分かり易い表現をすれば、家電のHDD+DVDレコーダーですが、「追いかけ録画」なんていうのが普通になってますね。これは「情報」は「後からでも追える=メディアとして(後で)鑑賞できる例だと思います。 結論3●コミュニケーション。これは上記もしましたが、前二者とは一線を画した学問領域だと思います。いわば「人間心理学」や「発達心理学」とでも言い換えることができます。 最後の結論●1: ご質問のとおり、上記3分野を同時に一つの学問領域として扱うのは、これら3者自体が「発展途上」にある関係上しかたのないことで、仮に同じ「人間学部コミュニケーション学科」(例)なんていうのがあったとしても、そこの教官がどこに主眼を置き、これら3者に対してどれほどの造詣と薀蓄を持っているかで、あなたの将来の夢が満開に花開くか、枯れてしまうかするかもしれません。 私の結論●2: 学校案内を眺めるのは良いことですが、我々のときと違って、いまはインターネットで、某教官の学歴(高い・低いではなく、内容です)が分かるので便利です。誰しも、有名大学、就職率の良い大学、偏差値の高い大学を「学歴」にしたいものです。ただ、ご自身を振り返ってみてください。上記のような先生を見つけたとします。そして、その先生のご所属があまり偏差値の高くない大学だったらどうしますか?この辺も思案のしどころだと思います。そういう質問・疑問をもってオープンキャンパスに参加してみるというのも新しい「切り口」かもしれません。 色々偉そうなことを書きましたが、全と有望な方にはいつまでも夢を捨てずにがんばってくださいね。 ご参考まで。

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