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サロマ湖って
ふと思ったことがあります。 サロマ湖は湖の分類に入るんでしょうか? 塩分を沢山含んでいるので、海でもいいと思いました。 うーん。
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国土交通省(国土地理院)的には、サロマ湖は「湖沼」の扱いです。 一部が海とつながっていたり、満潮時に河口から海水が逆流してくるような汽水湖は、全国各地にあります。 http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/KOSYO/kosyo.html サロマ湖、野取湖、クッチャロ湖など、オホーツク海に面した湖は多くが汽水湖ですね。 ほかに有名どころでは、十三湖(青森)、小川原湖(青森)、浜名湖(静岡)、阿蘇海(京都天橋立)、久美浜湾(京都)、中海(鳥取・島根)、宍道湖(島根)など。 水質が「淡水」か「汽水」か、名前が「湖」か「海・浦・湾・潟」かは、決定的な区分にはなりません。 …というのは、国土交通省的な「湖」の定義。 環境庁的には、たとえば「浜名湖」は「海域」ということになっています。 省庁によって管理・区分する目的が違うので、止むを得ないことでしょう。 一般的感覚から言えば、海につながっていて水が塩っぱければ「海」と考えるほうが自然でしょうね。 向こう岸が見えないほど大きいときも「海」と呼ばれますね。 琵琶湖の古称「近つ淡海」、浜名湖の古称「遠つ淡海」とか。「カスピ海」「黒海」も微妙なところ。
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- nidonen
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サロマ湖は昔、海との接続口がハッキリとしていませんでした。 春になると雪解け水が大量に流入してサロマ湖があふれ、砂嘴の 一部が自然と開口し、海と接続されていました。それが秋になる と川の水量が減り、今度は砂の堆積で自然に綴じるというサイク ルを繰り返していました。 その後人間が定住するようになり、水面の安定を目的に開口部を 掘削するようになりました。そのひとつが昭和 4 年に永久河口と なり、現在に至っています。逆に言えば、それまでは海との接続は 恒久的なものではなく、あきらかに湖だったのです。 なお現在も、流入河川が何本かある関係でサロマ湖は海水より 塩分濃度が薄い汽水湖となっています ちなみに海と湖の大きな違いのひとつとして、湖は陸地の面積に 含まれるという点が挙げられます。つまり、北海道の面積にサロマ 湖も含まれているというわけです。
- saratoga
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私、静岡に住んでまして、静岡にも、サロマ湖と似た塩分を含んだ水の浜名湖があります。 こちらは、サロマ湖とは反対に、昔は完全に湖だったものが、地震か何かで、そのつながっていた細い陸地が崩落し、海とつながったみたいです。 浜名湖も、湖と言いますが、実は鰯や、タイや、エイなんかもいますし、車えびの産地だったりします。 まー、余り質問に答えてませんが、参考に、、
- code1134
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一般的イメージとしては(時間の経過と共に)窪地(or溝)に雨水等が溜まって、"湖"と呼ばれる訳ですが、(No1さんが触れられている様に)元来は湾だった所が、砂州で仕切られた、場合も、"湖"に含めている、のです。 (質問者さんが疑問に思われた)サロマ湖が後者に属するのは自明でしょう。 又、(No1さんが例示された)八郎潟はその後の干拓により(2006年)現時点では八郎"湖"と呼び変えられていますし、国外の例では"ゾイデル海"を堤防で締め切った"アイセル湖"が著名例かと思います。 http://www.holland.or.jp/nbt/holland_tour_shore.htm http://www.kumagaya.or.jp/~sizensi/print/dayori/49/49_2.html
- shuhua
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こんにちは。 確かに不思議ですね。本来“湖”とは、地表上の水で覆われた領域の内、規模が大きく、かつ海洋と連続しないもの(ただし川を介して接続する場合を除く)と指します。これでは矛盾しているようです。しかしサロマ湖は、その構造上“湖”に分類されています。 サロマ湖は湖の中でも“潟(かた)”もしくは“潟湖(せきこ)”、すなわち“ラグーン(lagoon)”に分類されます。これは、かつての湾が砂州(さす)によって外海から隔てられ、湖沼化した地形を指します。ただし、完全に外海から隔てられたものはほとんどなく、ごく狭い海峡により外海とつながっているものが多いようです。したがって、ラグーンは水の成分が海水と同程度である海水湖となります。 これに似たものに“塩湖”がありますが、これはまったくの別物です。“塩湖”はその地形上、水が海に流れ出ることが不可能で、また気候の関係上、水分の蒸発量が多い為に海水以外に由来する塩分の濃度が高くなった湖のことです。中東の“死海”や合衆国の“グレートソルトレイク”等が該当します。 ところで日本ではサロマ湖の他に、秋田県の“八郎潟”や福島県の“松川浦”等がラグーンに該当します。外国ではアメリカの東海岸やメキシコ湾岸、フランスの地中海沿岸やイタリアのアドリア海沿岸などにラグーンを見ることができるようです。 >>