20世紀はすべてが暴力だった。
そうさな、本来こういう話は美術カテゴリーか歴史カテゴリーだろう。
哲学カテゴリーは変態さんの巣窟なんでね、カテゴリーの適正よりここが面白い。
代表的なこととして写真作品で、テレビに何年か前、癒し系戦場カメラマンが登場したね。
沖縄やアウシュビッツ、広島、戦争をテーマにした作品に21世紀に入って変化があるんだ。
過去の戦争をテーマにした作品は、惨状を誇張して悲劇の傷跡をかきむしり、癒されることのない憎悪を掻き立てる作品群だ。とことん悲惨に表現することが社会派報道家とされた。
朝日新聞的だね。
そして、解決策も暴力だった。
これらは何もかも暴力の20世紀に、芸術すらも侵され、だれも暴力を終わらせるすべを失っていたからだ。平和を叫ぶことすら合法ゆえに秩序だっていても暴力だ。
日本人作家限定だが、21世紀に入って若手は変わってきていてね、惨劇の作品描写が、埋没しつつある過去を振り切り平和への展望を開こうとする姿に変わってきている。
その作品群に共感すると、20世紀作品と違って、暴力的解決以外になすすべがある。
20世紀の暴力は埋葬されつつあるんだ。
以上が論説。
さて写真の作家表現で日本しか知らないので日本人作家の話をしたけど海外はどうなのか。
他の芸術分野はどうなのか。
暴力の20世紀を乗り越えて、21世紀の世相に何を感じるか。
ほかにも思うところを回答してください。
暴力で暴力を覚醒させた英雄はビンラディンだと考えます。
お礼
非常に参考になりました。授業にもどうにか間に合いました。 1901年の人々は「電気」に非常な期待を寄せていたのですね。 生徒もいつもよりは聞いていたように感じます。