- ベストアンサー
古代の神主について
古代の日本では族長が氏神の祭主をかねていたので、氏神の社には専業の神主はいなかった、と書かれたものを読みました。 しかし『霊異記』の説話には、「神主」という言葉が出てきます。いつ頃神主という職業が確立されていたのでしょうか。 『霊異記』は奈良時代後期の説話も採集しているということなので、奈良時代後期にはすでに各神社に神主として専門に仕える職業が確立していたのでしょうか。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
族長が祭祀をつかさどっていたと言うのは飛鳥時代くらいまでのことであり、またそれぞれの氏族の氏神についてで、国家的な祭祀については専門的な神祇をつかさどる忌部、中臣氏などがあたりました。 奈良時代後期には律令制度に神祇官も設けられており専門的に神社につかえる神主はすでにいました。
お礼
早速の御回答、大変にありがとうございました。律令制度で神祇官が定められていたのですね。納得しました。重ねてありがとうございました。