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「大」 は 「ダイ」 ですか? それとも 「オオ」?
「地震」 の大きいものを表現するのに、最近は 「オオジシン」 というように NHKでも表現しています。 何となく違和感を覚えるのですが、以前は 「ダイジシン」 が普通ではなかったですか? もしそうなら、いつから、どういった経緯で変わったのか教えて頂けませんか? あるいは私の勘違いでしょうか?
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一般的に「大」が音読みの漢語の前に付くときは「ダイ」、訓読みの和語に付くときは「オー」と読むのが決まりですが、漢語でもその意識が薄れてきたような言葉は慣用的に「オー」と読みます。 NHK放送文化研究所(文研)『ことばのハンドブック』によると「大地震」の従来の慣用は「オージシン」なので、放送上はそれを採用しているということになります。 しかし、平成元年の第3回言語環境調査では「ダイジシン」と読む人が77%、阪神・淡路大震災後の平成7年の調査でも77.6%が「ダイジシン」という結果が出ており、もとの漢語「ジシン」の語感に先祖返りしつつあることを示していると分析しています。 このように「ダイ」か「オー」か揺れている言葉の代表的なものとして「大地震」のほかに「大舞台」「大時代」などがあります。 「大時代」は「オージダイ」が従来の慣用。NHK文研の昭和63年の調査では「ダイジダイ」が60%以上。 「大舞台」は従来の慣用では「オーブタイ」。昭和63年の調査では「ダイブタイ」が73%、平成3年の調査では82%となっています。 この結果を受け、「大舞台」については、平成5年の放送用語委員会において「オーブタイ」と「ダイブタイ」を使い分けることに決めたとのこと。 なお、NHK文研のサイトに概略が掲載されていますので、ご参考まで。 ■「大地震」の読み方は? (99.01.01) http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qq_99010101.html ■「大舞台」、正しい読み方は? (99.05.01) http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qq_99050102.html
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- sani2006
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大(おお)地震:広域にわたり被害の大きい地震。また、ゆれの大きな地震。 大(だい)地震:マグニチュード7以上の地震。それより小さいものに中・小・微小などの地震がある。 (広辞苑より) だい地震の方が強弱がはっきり分類されていますね。 地震の規模を示すのにマグニチュードが使われてから、大きさがあいまいな、おお地震を使うようになったのではないでしょうか?
お礼
有難うございました。 広辞苑の定義どおりにいけば、たとえばマグニチュード7以上で、広域にわたって被害の大きい地震は、オオジシン? ダイジシン? という疑問が出てきますねえ。
下のURLに質問の話が出ていますよ
お礼
有難うございました。 要はどちらでも構わないという結論になるんでしょうか ・・ キチッとしたルールがないんですねえ。
お礼
とても詳しく解説して頂いて有難うございました。 結局、地震も舞台(古典以外)もオオでもダイでもよろしい、という事になるんですねえ。 考えようによっては随分いい加減なものと感じるのですが、言葉は生き物という事がありますので、あと何年かすると、ダイかオオのどちらかに統一されるかも知れませんね。