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賃金の本質と現象
マルクス経済学を勉強し始めたんですが、賃金の本質ってなんですか?それと賃金の現象とはなんですか?どなたか教えてください。
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賃金の本質 ------------- 賃金とは、労働力を再生産するための、生活費を主体とした再生産費用であり、 ・労働者の生活費としての本質 賃金は労働の売り手である本人や扶養家族の生活費であり、賃金は 労働者にとって高いほど望ましい。 ・企業のコストとしての本質 企業にとって労働者の賃金はコスト(費用)であり、賃金は 企業にとって低いほど望ましい。 ・労働意欲としての本質 賃金の高さいかんで、労働者のモチベーションが変わり、 賃金の水準しだいで、企業間における労働者の移動に 大きな影響を与える。 ・国民経済に与える影響 経済の有効需要の大きな柱である賃金の高低が、景気 動向に大きな影響を与える。 このような、賃金の持つ二律背反する性格が賃金問題を難解なものにしている。 労働力再生産のための賃金相場の決定は、売り惜しみと買い惜しみに よる需要と供給で決まるものと考え、万国の労働者団結せよとマルクス は訴えたとか・・・・ 賃金の現象 -------- 賃金の二極化現象とか中だるみ現象といった表現は良く耳にしますが、 貴氏の意図する賃金の現象については、文面からではよくわかりません。