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脱水操作に使用する試薬
分配操作によって得られた有機溶媒層の脱水を行うのに硫酸ナトリウムを使用しているのですが、色々なサイトを見ていると硫酸マグネシウムや塩化カルシウムも使われている事に気が付きました。 これらの試薬はどのように使い分けるのでしょうか?
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塩化カルシウムはアルコールやケトンと付加物を作ってしまうので、 溶媒や目的物がアルコール性水酸基やカルボニル基を持つ 化合物に対しては使用できません。 (コロイド状になって収拾がつかなくなります) 逆にこの性質を利用して、少量の不純物として含まれるアルコールの除去に カルシウム塩が使用されたりします。 一方、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウムには、特にそういった注意点は なかったと思います。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%BE%E7%87%A5%E5%89%A4 (標題「科学」部分に、各種乾燥剤と留意点が出ています) ・・・塩化カルシウムはフェノール化合物でも使用不可だったようです。
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noname#21649
回答No.1
価格 使い慣れた度合い が主な理由です。 それ以外に.特に使う場合には 硫酸イオンに影響がある反応か.塩素イオンに影響の受ける反応か による使い分けです。多くの場合収率に影響が出ます。
質問者
お礼
確かに価格も重要な要素ですね。 有り難う御座います。
お礼
乾燥剤によって特徴があり、またその特徴を利用して除去等に利用できるのですね。 勉強になりました。 有り難う御座いました。