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有機合成で、反応物や溶媒は脱水したほうがいいですか?
有機合成で、反応物や溶媒は脱水したほうがいいですか? 一般的な有機反応で、全ての化合物は脱水にした方が反応は進行しやすいのでしょうか? (たとえば、ベンゼンのニトロ化反応や4級アンモニウム塩の合成などの場合です。) また、完全に水を除去しなくはならない有機合成は、化合物が禁水性だからという理由を良くききます。 それはどういう場合を示すのでしょうか? ナトリウムなどを触媒とし、爆発の危険性があるからという意味なのでしょうか?
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行おうとしている反応をよく理解した上で判断すべき事柄ですから、すべての化合物で無水条件にしたほうがいい、というわけではないですよ. >完全に水を除去しなくはならない有機合成は、化合物が禁水性だからという理由を良くききます。 そもそも水が混入してしまうと反応剤が失活してしまうとか、途中までしか進行しないとか、他にもいろいろ理由はあります.反応の種類、使用する反応剤、反応させるモノ自体の性質で水を嫌うモノもありますしね.無水条件にしなければいけない理由は、反応についてよく理解すれば事前にわかるはずです. どうなるかわからない実験を行う場合には、不確定要素をできるだけ減らす、という意味で、無水条件で行うと思います.
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- TEOS
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正直言って、無水に近づける事で、合成反応の失敗の要因は減らせます。 既に、他の回答者が書いてますのでね。お分かりですよ。 ただ、エタノールを無水にするのは、かなり難しいと思います。脱水剤入れて吸着させますけど。 完全では無いと思います。 分液ロートに、水溶性溶媒に樹脂が含まれているとして、水に溶けない溶剤と混合して、水の層を 分離廃棄しますが、絶対に水分は残ります。 硫マグとか入れても同じ。 その後に、溶剤と共沸させて、含有溶剤とともに、分離させても、水分はゼロにはならない。 どのくらい影響するのかは、実験しだいです。 私の使っている薬品は、空気中の水分と反応するから、水の影響を測定できない。爆発ガスが出来るし。 私の使っている薬品は、試薬メーカーでは特級で98%しかない。 これも反応には影響する。 自分の会社で製造すれば、99.9%の品物が出来る。 それでは、
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アドバイスありがとうございました。 完全に脱水にするのは設備などが絡んできますよね。 出来る限り脱水にはしてみようかなとは思います。 ありがとうございました。
お礼
丁寧なアドバイスありがとうございます。 反応機構をよく考えて、脱水にするか判断したいと思います。 ありがとうございました。