• ベストアンサー

酸化鉄のこと

家庭教師をしている者です。 私は中学校の理科は得意ではありましたが、専門は文系なので、生徒の質問に答えられないものがあって困っています。 もしかしたら、あまりにも簡単なことかもしれませんが・・・。 鉄を燃やすと酸化鉄になる。 さびたところは、酸化鉄である。 というところまではいいのですが、 それでは、なぜ、フライパン(など)を火にかけると、そのときは「酸化」しないのですか?つまり、さびないのですか? 質問の意味、わかりますでしょうか? つまり、「燃やすと酸化する」という実験までやっているのに、今度は酸化するのを防ぐために「火にかける」の?という意味です。 というよりも、どうして中学校で使った鉄(細いのがたくさん集まっているもの)は燃えるのに、フライパンは燃えないの?しかも、さびるときはさびるの?ということになるでしょうか? お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.3

乾燥した金属は容易にはサビません。 実は錆びているのです。 でも、サビは空気と接触するところでしか進行しません。 すなわち表面です。 表面はごく短時間で錆びます。 しかし、そのサビた部分が膜となって、内部をサビから守っているのです。 (Wikipediaの「不動態」の説明を参照ください) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%85%8B 鉄をヤスリか金鋸で切ると、 ピカピカした表面が現れますが、 短期間で、くすんだ色合いになります。 酸化鉄の膜が生成されたのです。 (「酸化鉄」についても参照ください) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%89%84 しかし、水があると、膜があっても錆は進行します。 これは、微少な世界で電気分解が行われているということです。 簡単には、水が触媒のような働きをして、酸化すると考えればいいと思います。 「フライパンを火に掛けると錆びない」というのは、 水気をなくすことと、酸化鉄の膜を作ることの 二つの意味があります。 では、スチールウールはどうして燃えるか、ですが、 これは酸素の量の違いです。 サビの皮膜があっても、完全なものではなく、ゆっくりと酸化は進みます。 温度が上がれば、早く酸化は進みます。 その際、熱を出します。 十分な酸素があり、熱を与えられた場合、 ある点を超えると、 「鉄の原子が酸化する」→ 「そのとき熱を発生する。その熱が隣の鉄の原子に伝わる」→ 「熱が高いと酸化しやすくなる」→ 「隣の鉄の原子も酸化する」→ 「そのとき熱が発生して、隣の原子に…」 と、反応のサイクルができあがり、 あっという間にぜんぶに伝わります。 これが「燃焼」の正体です。 (材木でも同じです。削りカスはすぐに燃えますが、 丸太のままの木はなかなか燃えないものです) 塊の鉄では、ある原子が酸化しても、 「熱が逃げやすい」 「酸素が十分に行き渡らない」 の理由により、反応はほとんど進行しません。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E6%85%8B
kotokotokoto
質問者

お礼

ものすごくよくわかりました。 実は酸化しているのですね、我が家のフライパンも(実はテフロン加工のものが好きじゃなくて・・・)。 それはそれは。という感じです。 ありがとうございました。 生徒にも、実はさびているんだって!と言い出したら、その後で説明しても、生徒は混乱するかなぁ????なんて思ったりしています。 とにもかくにも、私にはとてもびっくりかつ感動でした。 そうそう、先ほどは「スチールウール」という言葉がどっかにいってしまって、思い出させていただいたのにも、感謝です!

その他の回答 (3)

回答No.4

酸化鉄には、赤錆と黒錆があります。そして、フライパンを燃やした場合などには、黒錆による酸化被膜が形成されます。 そして、この黒錆による酸化被膜は、酸化していない鉄よりも酸化しにくいもので、防錆処理にもなります。なお、赤錆は、酸化を早めます。 ご質問の「錆」が何なのかを明確にすれば、何を質問されたかがわかりますが、現状では良く解りません。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%89%84
kotokotokoto
質問者

お礼

「赤錆」「黒錆」というのも知りませんでしたし、フライパンを燃やしたときに「黒錆」というのができているなんて全然知りませんでした。 質問の「錆」というのは、錆に種類があるなんてことを知りませんでしたので、なにもかもちんぷんかんぷんでした。 でも、今はだいたいわかったと思います。 ありがとうございました。

  • ssk0723
  • ベストアンサー率24% (55/229)
回答No.2

フライパンは表面にテフロンなどの加工が施してあるからです。 もしくは、合金だからです。 使い古したフライパンを雨風に晒しておくと当然錆びます。

kotokotokoto
質問者

補足

でも、テフロン加工などがない、普通の鉄のフライパンもありますよね? あるいは、フライパンでなくてもいいんです。鉄の板なら。 そういうのは、ぬれたままにしておくとさびますが、火にかけても酸化しませんよね??? よくわからないのですが・・・・・・。

  • bictaka29
  • ベストアンサー率18% (59/326)
回答No.1

リンク先によると、出荷時には酸化しないように薬品が塗ってあり、空 焼きすることで黒サビの膜ができるため、酸化しないのだそうです。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%B3%E3%80%80%E9%BB%92%E3%82%B5%E3%83%93&lr=lang_ja

参考URL:
http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2003q4/20031001.html

関連するQ&A