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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:トランスポナーゼ遺伝子について、簡単に説明すると?)

トランスポナーゼ遺伝子とは?

このQ&Aのポイント
  • トランスポナーゼ遺伝子は、染色体上に存在し、逆向き反復配列に両側をはさまれた領域にあります。
  • この領域は自由に移動できる特徴を持ち、遺伝子の組換えや転座、逆位、重複などが起きるときに移動します。
  • トランスポナーゼ遺伝子の移動は突然変異と似たメカニズムで行われます。

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回答No.1

トランスポザーゼ(トランスポゼース transposase)でしょうか。 トランスポゾンというのは聞いたことがあると思いますが、トランスポザーゼというのはトランスポゾンがコードしている酵素で、そのトランスポゾンをゲノムから切り出し別の場所に挿入する活性があります。この種のトランスポゾンにもいろいろな種類がありますが、それぞれ特有のトランスポゼースと逆向き反復配列をもちます。 トランスポゾンが転移するきっかけは良くわかっていないものが多いですが、一番良くわかっているのは、ショウジョウバエのP因子だとおもいます。 P因子はゲノム中にコピー数が少ないときは転移が活発ですが、ある程度コピー数が増えると、トランスポゼースのスプライスイアイソフォームであるリプレッサーが増えてトランスポゼースの働きを抑えるため、転移が起こりにくくなります。しかし、P因子を持っていない系統の卵に、P因子を持っている系統の精子が受精すると、卵の中にリプレッサーが存在しないために転移が起こります。 一般にトランスポゾンは自らを転移することだけがプログラムされた遺伝子で、宿主にとっては厄介者です。あまり暴れまわられると、不妊になったり、重篤な変異が起こって宿主を脅かすことになります。そうすると宿主にとってもトランスポゾンにとっても、存続が危うくなりますので、宿主のほうでトランスポゾンに対する抵抗性を身につけたり、トランスポゾンもやたらめったら暴れまわらないように自らを抑制する機構(たとえばP因子のリプレッサーのような)が必要になってきます(進化の過程でそういうものだけが生き残ったというべきでしょう)。 ゲノムに挿入したトランスポゾンは、宿主にとって害はあっても益がないので、変異を起こして不活性になったものがそのまま残ります。現に、ゲノムの中には「死んだ」トランスポゾンが非常に多数存在します。しかし、それら死んだトランスポゾンも、正常なトランスポゾンやトランスポゼースそのものを供給してやると、転移を起こすことがあります。 最後に、トランスポゾンには上で述べたようなタイプのトランスポゾンのほかに、逆転写酵素をコードしているという特徴をもつ、レトロトランスポゾンというまったく別のタイプのものもあることを付記します。

db8y
質問者

お礼

トランスポナーゼではなく、トランスポザーゼでした。 トランスポゾンの役割についてはなんとなく分かった気がしたのですが、 トランスポゾンは一体何なのか?どこに存在するのかが 完全に理解できないでいます。 友人に聞いたところ、トランスポザーゼは制限酵素で、 DNAを切り出してトランスポゾンをDNAに挿入する、 と言われました。 ちょっとまだ良く納得していない状態なので、 先生にも質問をして聞いてみたいと思います。 詳しい説明、どうもありがとうございました。

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