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誇るって自動詞なのに……
外国人の日本語学習者です。どうぞよろしく。 誇るという動詞は自動詞なのに、なぜ他動詞同然に使われているのでしょうか。 (1)自分の腕を誇る (2)東洋一を誇るビル などがその例です。 国語に詳しい方に教えていただきたい。 ありがとうございます。
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#3です。 書き足りなかったようです。補足をお許しください。 日本語における自動詞、他動詞の区別は希薄でも曖昧でもありません。外国の方の日本語学習レベルでは#3で書いたような定義なのです。目的語をとるものという区別ではありません。それはどこかよその国の文法です。 よく「は」「が」「も」に続くものが自動詞、「を」「に」に続くものが他動詞と説明したものがありますが、それは一応の目安にすぎません。 実際はもう少し複雑です。日本語(自他異形タイプ)は英語や中国語(自他同形タイプ)と違い有体動詞といわれる「当てる」「当たる」、「集める」「集まる」などの関連した動詞が多くあります。それらを自動詞傾向のものと他動詞傾向のものに分けた結果があるのだ、とご理解ください。細かい定義があります。↓urlが参考になるかもしれません。 上げる: 他動詞 「腰を上げる」=上げるのは私だが上がるのは腰 「スピードを上げる」=上げるのは私だが上がるのは速度 上がる: 自動詞 「階段を上がる」=上げるのは私だし上がるのも私 「陸に上がる」= 同上
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- renuin
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というか・・。 自動詞・他動詞という概念自体 外国語(特に英語)の文法を学習するさいに 必要になってくるもので もともと日本語にそのような概念はないのでは。 それを日本語にそのまま厳密な形で 適用しようとすると 無用に煩雑難解になってしまうと思いますよ。 「仮にその概念を使って日本語を考察した場合どうなるか?」程度のスタンスでよいと思います。 その私なりの答えが4なわけです。たとえ対象物が自分であっても「自分を」という言葉を必要とする言葉である以上、英語文法に倣って考えれば他動詞ですよね(pride myselfのように)。
お礼
改めて感謝いたします。
- renuin
- ベストアンサー率33% (7/21)
上のお二方が言われるように 日本語は英語のような他動詞・自動詞の区別が 希薄であると思いますが、 問題の「誇る」について言えば、 「何々を誇る」という風に 通常目的語を伴って他動詞で使われるので 「自動詞なのに」という前提の方に問題があるように思います。
お礼
ご回答、ありがとうございます。
- luune21
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自動詞、他動詞の考え方が少し違うのです。 日本語では以下のように考えるようです。 他動詞:動詞の動作対象が主語と違うもの 自動詞:動作対象が主語と同じ、または、主語へ向かうもの 「誇る」は「~を」となるので他動詞のように感じますが、動作の対象は自分(主語)に属するもののみに使うので自動詞になると思われます。 「東洋一を誇るビル」 「誇る」という動作が向かうのは「東洋一」でも「ビル」でもなく主語(この場合は国民とか自分)
お礼
どうもありがとう。
- osaji-h
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文章を書くことを仕事にしている者です。 下の参考URLの説明がわかりやすいと思います。 参考URLの説明に、少し自分なりの説明を加えさせていただきます。 l search it. と I look for it. この2つの文はほぼ同じ意味ですが、前者のsearchは他動詞、後者のlookは前置詞forを伴うので自動詞だとすぐわかります。 しかし日本語の場合、このような文章構造の上での明確な違いがなく、そのため自動詞か他動詞かの判別がしにくくなっています。 私自身、自動詞と他動詞の区別は義務教育で英語を学習して初めて意識しましたし、また「誇る」を今の今まで他動詞だと思っていました。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- yuzuen-yume
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非常に難しいのですが、日本語は他言語に比べ自動詞と他動詞の区別が曖昧なのです。 ですから(1)のような使い方も可能なのです。 また、『誇る』には『~という長所を持つ』という意味もあって(2)はその例ですね。 東洋一という長所を持つビルと言う意味で使用できます。 理解できたでしょうか。分かりにくい文で申し訳ありません。 勉強頑張ってください。
お礼
ありがとうございます。
お礼
心より感謝いたします。