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「私って○○じゃないですか」はどんな場合に使われる言葉づかいなのでしょうか。
日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。 「私って○○じゃないですか」が気になる理由としては、「押しつけがましい」、「自意識過剰」、「世界が自分を中心に回っていると勘違いしているのではないか」と文章に書いてあります。それはよく理解できます。しかし、こんなに不快感を与える言葉づかいは、どうして使われているのかよく分かりません。こんな言葉を使ってしまう人はもともと敬意を払ったつもりなのでしょうか。「私って○○じゃないですか」はどんな場合に使われる言葉づかいなのか、教えていただけませんか。相手に不快感を与える例文も挙げていただければとても有り難いと思います。 また、挙げられた不快感を感じられる例文にある「私って○○じゃないですか」の替わりに、礼儀正しい言い方も教えていただければ非常に嬉しいです。 作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。
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例えば、そんなに親しくはない人に、「私ってチョコレートが好きじゃないですか~、だからつい食べすぎちゃって~」とか言われたら、私はすごく違和感(やや不快)を感じますね。 その人がチョコレートをすごく好きということを、聞いている人のほとんどがすでに知っていたのならまだいいのですが、その場で聞いて初めて知った場合などは、“あなたがチョコレートを好きかどうかなんて、そんなの私は知らないよ”と心の中で突っ込みたくなります(^^; この場合は「私ってチョコレートが好きなんですよー、だから…」とか「私、チョコレートが好きなんですよ、だから…」とかが自然で抵抗なく聞ける文章ですね。 「私って○○じゃないですか」という言い方自体、やはり押しつげがましくてよい印象は受けないので、あまり使われないように思います。 使うとしたら、親しい人で自分のことをよく知っている場合に限って、例えば「私ってほこりアレルギーじゃん、だから掃除が苦手なんだよねー」と言ったりするくらいでしょうか(相手は自分がほこりアレルギーだということを知っているのが前提)。 聞いている人が明らかにそのことを知っているかどうか、で不快かそうでないかを大きく分けると思います。 あるいはパッと見て誰が見ても明らかにそうであれば、(髪を金髪に染めている、眼鏡をかけている、等)「私って金髪に染めてるじゃないですか~、だから痛みがひどくて…」などの言い方をしてもまぁおかしくはないかな、という感じはしますね。 あくまで私の意見ですが(^^; 聞いている人が知りもしないその人の個人的な情報を、さも皆が当然知っているかのように「私って○○じゃないですか」と言う人がどういう気持ちで言っているのか私には良く分かりません(-_-; あまり深い意味はなく、フレンドリーな軽い気持ちで言っているだけかも知れませんね。 あるいは大阪弁(方言)を標準語に直訳するとそういう話し方になるのかもしれません。 大阪弁だと、相手が知っていようがいまいが、「昨日うち(私)仕事終わるの遅かったやんか~、」というのが普通のようで、私は違和感を感じてしまいましたがそれが大阪弁では普通のようです。 質問者様の文章、言われなければ日本人だと思うくらいにとても自然ですよ(^^) 日本語は微妙な表現が多くて難しいので、日本人でもちゃんと使いこなせる人はなかなかいないのでは、と思う程です。大変かと思いますが、頑張って下さいね!!
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- hakobulu
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「○○じゃないですか」というのは『相手に同意を求めている』言葉です。 「私って○○じゃないですか」を厳密に言うと、「私は○○です。それはあなたもわかっていますよね。」という意味になります。 ですから「○○である」ことを知らない人に対して「○○じゃないですか」と言うのは、無理があるわけです。 「明日引越しの手伝いをしてくれませんか」と言われて、「私って明日用事があるじゃないですか。だから無理ですね。」と答えた場合。 相手が、あなたに明日用事があることを知っていれば(そして、それを忘れていた場合)、不自然ではありません。 しかし、知らない場合は、 (そんなこと知らなかったのだから、「わかっていますよね?」と同意を求められても困るなあ・・・)という気持ちになるでしょう。 『私は明日用事があるので~』『私は明日用事があります。』と言うのが正しい言い方です。 私のことを知っていて当然だと思わなければ、事情を知らない人に対してこういう言い方はできませんから「押しつけがましい」、「自意識過剰」ということになります。 ここまではawayuki_chさんも既に理解しているのですね。 問題は、なぜ「自意識過剰」になってしまうのか、ということでしょう。 「自意識過剰」とは「他人が自分をどう見ているか、必要以上に気にしすぎる状態」です。 つまり、『自分に自信が無い』ので、「どう見られているか気になる」のでしょう。 自分に自信が無いので、強引に自分をわかってもらおうとして「押し付けがましくなる」という言い方もできるかもしれません。 ただ、 「世界が自分を中心に回っていると勘違いしている。」というよりは、 「世界に取り残されないように、必死で自己主張している。」と言ったほうが適切なように、私には思えます。 <ご質問文の添削> 1、 【しかし、こんなに不快感を与える言葉づかい[は]、どうして使われているのかよく分かりません。】 『しかし、こんなに不快感を与える言葉づかい[が]、どうして使われているのかよく分かりません。』としたほうが良いでしょう。 <理由> この文の骨子は「しかし、どうして使われているのかよく分かりません。」という部分です。 「何が?」ということに対して「こんなに不快感を与える言葉づかい」という語が、「特定や強調を表わす」[が]を使って挿入されているわけです。 [は]という語は、主に「話題(主題)を提供する場合」に使用されます。 「こんなに不快感を与える言葉づかい[は]」とするならば、「あまり使わないほうが良いと私は思います。」などの文を後に続けるほうが良いでしょう。 *私は【[が]は前を強調または特定。[は]は後を強調】と覚えるようにしています。 「○○が△△。」→「△△」なのは、【「○○」だということを強調するか特定】している。 「○○は△△。」→「○○」という話題を提供しておいて、【それに関して「△△」であることを強調】している。 a.「海が青い。」 山や川も見えているが、私が青いと感じているのは他のどれでもなく「海」だ、という事を強調しています。 b.「海は青い。」 「海について語ってみれば」、その色は赤でも黄色でもなく「青い」という事を強調しています。 *[が]と[は]の用法は難しくて、日本人の間でもしばしば問題になります。 そして明確な定義は出ていない、というのが正しいかもしれません。 私は自分の考え方を述べたのですが、うまく説明できていないような気もします。 <理由>の部分は、あまりこだわらない方がいいかもしれません。 2、 ×【こんな言葉を使ってしまう[人]はもともと敬意を[払った]つもりなのでしょうか】 :「こんな言葉」を使う人が現在もいるので、 ○『こんな言葉を使ってしまう人は、もともと敬意を[払っている]つもりなのでしょうか』 とした方が良いでしょう。 「人」の替わりに「というの」を使うと、さらに自然な感じを受けます。 ◎『こんな言葉を使ってしまう[というの]は、もともと[は]敬意を[払っている]つもりなのでしょうか』 「こんな言葉を使う人」ではなく「こんな言葉を使うという事の意味」を話題にしていることになるので、一部の人たちではなく物事の本質を探ろうとする姿勢が明確になるからです。
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。また、質問文までもご丁寧に添削していただき心より感謝いたします。「は」と「が」はよく間違えます。これから気をつけます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- kanpyou
- ベストアンサー率25% (662/2590)
「私って○○じゃないですか!」 このフレーズが多用されるのは、初対面、あるいは、あまりお互いに相手のことを知らないときで、「私、○○なんですよ。そうでしたよね!」という意味で使います。 それならば、最初から「私○○なんですよ~。」といえばよいのですが、それでは自己紹介的な感じがして、他人行儀を感じるというか、相手が自分の話世界から現実へと引き戻されてしまうそうなのです。 いわば、『マインドコントロール』の一種で、話の世界から現実へと引き戻さない、相手を引き付けるための「話法:テクニック」なのです。 ですから、そのような話し方をする人は忌み嫌われています。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。使う人の心理状態もよく分かりました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- makochi
- ベストアンサー率38% (496/1279)
例文として露骨に不快なのは、「私って○○じゃないですか」の○○に自己の賛美や肯定の言葉が用いられた時でしょうか。 でも、普通一般にそんな露骨な表現をする人はいませんから、逆に冗談として受け取られる可能性もあります。 むしろ、次のような言葉の場合にこそ、事態は深刻でしょう。 普通、○○に否定的な意味の言葉が入れば、謙遜の意味にもとれなくはありません。(口ベタ、臆病、貧乏性等々) ただ、上記の場合も「~じゃないですか」と相手に表面上の同意を求めているということは、相手が事故の謙遜を否定してくれる(口下手じゃない、臆病じゃない、貧乏性じゃない)ことを暗に求めているともいえますので、やはり、「押しつけがましい」、「自意識過剰」、「世界が自分を中心に回っていると勘違いしているのではないか」ということになりますね。 ですから、礼儀正しい(相手に不快感を与えない)表現としては、どのように言葉を選んでも「私って○○じゃないですか」は不適当だといえます。
お礼
今朝早くにもかかわらず、ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。どちらかと言えば、不適当な言葉づかいなんですね。いい参考になりました。 本当にありがとうございました。
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。すっきりしました。いろいろと大変参考になりました。 応援してくださり、本当にありがとうございました。日本語はまだ下手です。これからも頑張ります!