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鋼の焼きなまし,焼きならしについて
このような鋼の基本的熱処理の際,鋼をA1変態点(またはA3変態点)以上30~50℃に加熱させるのは,なぜですか?ぴったりやそれ以上の温度に加熱してはいけないのですか?回答よろしくお願いします。
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例えば氷を溶かすのに、融点が0℃だからといって、0℃にしようとはしませんよね? 融点も変態点も、「相変化を起こす温度」という点では同じですので、「変態点より若干高い温度」にする、ということなのではないでしょうか。 それと、相変化を起こすのが目的であれば、それ以上温度を高くしてコストを上げる必要はないはずですし、あまり高温にしてしまうと更に別の相転移を起こさせてしまう可能性も出てきます。 その意味で、「実際に温度管理しやすい幅の目安」として、「変態点より30~50℃上」という基準が示されているのだと思います。
お礼
なるほど,そういう事ですか。回答ありがとうございました。