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エチブロが妊娠に与える影響について教えて下さい
昨年9月から仕事の関係でエチブロを使用しています。 正確にはエチブロ入りのゲルを作製し,それでPCR産物を泳動しています。 それまで全く生化学の分野とはかけ離れた生活を送っていたので,エチブロが危険な物質だということを最近知りました。 一応,エチブロ関係の作業(ゲル作りや泳動,器具の洗浄)はゴム手袋を用いて行ってきましたが,洗い物をする際,水しぶきが皮膚にかかったりしたことは何度かあります。あと,一緒の部屋で作業している方(男性)は,エチブロ汚染された器具を素手で触り,その手で他のものに触れているので二次的にエチブロに触れる機会も多々あるように思います。 さて本題に入りますが,現在,初めての妊娠を望んでいます。 このような状況が続いているなかで,正常な妊娠が可能なのかどうか不安になり,今,仕事をやめようかとも考えています。 実際,この程度の接触は妊娠に影響を与えるのでしょうか。 ご存じの方,些細なことでもいいのでお返事よろしくお願いします。
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誰も絶対安全とはいえないと思いますが、 エチブロ入りのゲルや溶液を素手で操作していたような今の教授くらいの世代の人(男性ですが)の子供達に特に異常があるという話は出ていませんし (放射性同位体を使ったため女の子が多いという噂はありますが)、 女性研究者で妊娠しても動ける間は研究室に来て実験している人たちも 発ガン性の有機溶媒の取り扱いなどには気をつけているようですが、 特に子供に問題がでているということは無いようです。 もちろんすでに不安になっているだけで精神衛生上よろしくないので、すっぱりやめてしまうのもいいと思います。 万が一のことがあった時にも仕事のせいなのか確率の問題だったのか区別をつけることは出来ませんし、 辞めておけばよかったということはあっても、 続けたほうがよかったということは(経済的な問題以外では)ないと思います。 http://www.jarmam.gr.jp/situmon/et-br.html また別の意見としてはエチブロのようにゲルに混ぜて作るのではなくて泳動後に染色することになりますが、 サイバーグリーンのようなエチブロよりも変異原性が低いといわれている代替品を使うようにボスに要請してみてはいかがでしょうか。 UVトランスイルミネーターやCCDカメラが対応していない場合はフィルターなどを買う必要がありますし、 エチブロに比べれば高価ですが、 その提案を拒絶するようなボスならば妊娠出産への理解が少ないと考えて辞めやすくなるかもしれません。 受け入れられるのならば少しは不安がなくなるかもしれません。 ただし、サイバーグリーンはあくまで調べられている範囲でしかエチブロより安全といえないので 歴史のあるエチブロの方が安全かもしれません。 その辺りも含めてボスと一度相談されてはいかがでしょうか。
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- mizu_atsu
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私の回答が少し紛らわしいのでさらに追記です。 真っ赤な原液は高濃度だとは思いますが それでも付いたらすぐに洗えば大丈夫でしょう。 原液に浸りっぱなしだとまずいですが (そもそも浸れるだけの量がないと思いますが) ついたぐらいで体内には入れません。 短時間で浸透するわけありませんからね。
お礼
恐らく今ある量は20mlほどだと思います。 こぼさなければ触れることのないように保管されているので,とにかく気をつけたいと思います。 お返事ありがとうございました。
- mizu_atsu
- ベストアンサー率41% (180/433)
追記です。 >今,100mlのゲルに真っ赤なエチブロ溶液5μ加えています。加えているエチブロ溶液自体は高濃度のレベルなのでしょうか。 おそらく真っ赤なエチブロ原液は10mg/ml位の濃度です。 このレベルだと飽和に近いと思うので高濃度と言えるでしょう。 それを5/100000に希釈して使っているわけです。 これだと高濃度とは言えないと思います。 ただし、私には安全とは言いきれません。 専門家ではないので。 しかし、神経質になるほどではないと思います。 手袋して、もしついたら手を洗えば十分でしょう。 余談ですが危険なものは一杯あります。 酸やアルカリ、フェノール、クロロホルムあたりは生化学でも良く使います。 フェノール、クロロホルムあたりは手につくとタンパクが変性して白くなります。 洗ってもとれません(多少薄くはなりますが)。皮膚が入れ替わるのを待つしかないです。 酸やアルカリも高濃度のものは危険です。 それらの方が私は危険な気がします。 あとは放射性のものも(最近は他で代替できる場合もありますが) 使う可能性があります。 こちらも危険(ご質問の遺伝に関わる意味で危険)ですので使う場合は注意が必要です。 使う場合は健康診断も定期的にしますしね。
お礼
再度お返事ありがとうございます。 クロロホルムも毎日使っています。匂いはかがないように,と言われたので顔を背けて使っています。手袋もしたほうが良さそうですね。 生化学の実験は危険と隣り合わせなのだと気付きました。 とにかく慎重に,と常に言い聞かせて作業したいと思います。
- mizu_atsu
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ほとんど大丈夫でしょう。 エチブロは水溶性です。 手袋をしてますから付いたとしても極わずかです。 ドアのノブについていたとしてもエチブロは不安定。 なのでほぼ無害な状態になっていることでしょう。 一日のうちの何回かは手洗いするでしょうからそれで流れてしまいます。 それで残ったものが体内へ・・・ 入るでしょうか?? 皮膚を通って、血管に入ってさらに生殖細胞にまで影響・・・ よほど高濃度のエチブロ溶液にでも浸らないとそこまでいかないと思いますよ。 もともと薄い溶液が極わずかについて、その極一部が体内に入ったとして さらに体液で希釈されて、しかも水溶性だから尿などにも排泄されるでしょうし。 心配する必要はないと思いますが??
お礼
お返事ありがとうございます。 エチブロは水溶性,エチブロは不安定,初めて知りました。 少しでもエチブロの触れたものは,とにかく何でも汚染されるものだと思っていました。知識がない分,余計なストレスを抱え込んでいたように思います。お返事いただいて,勉強になりました。 一つ,高濃度のエチブロ溶液についてお聞きしたいのですが,今,100mlのゲルに真っ赤なエチブロ溶液5μ加えています。加えているエチブロ溶液自体は高濃度のレベルなのでしょうか。 考え過ぎかも知れませんが,それを絶対にこぼさない!と言い切れない自分がいるので,念のためお聞きしました。 お時間ありましたらお返事よろしくお願いします。
- masapapa1545
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電気泳動程度のエチブロは、かなり低濃度ですから問題ないと思います。更に、ゴム手袋をしていて、洗浄中での付着でしたら希釈されているので殆ど問題ないと思います。二次的~~というのも、殆ど影響ないと思います。 ただ、エチブロが原因で癌になったという話は聞いた事がありませんが、現在の使用法が安全であるというのは100%証明された訳ではありません。まして、それが遺伝するかという問題に関しては誰も分からないと思います。少なくともエチブロは強い発がん性物質であることは間違いありません。 回答としては、今までのように細心の注意を払えば、恐らく問題ないでしょうとしておきます。
お礼
お返事ありがとうございます。 エチブロのことを知ってから,ここ数日,実験室の器具や機械に触ることすら怖くなっていました。知識がないことでよりいっそう過敏になっていたように思います。お返事を頂いて,落ち着くことが出来ました。今までのように必ずゴム手袋をして,注意深く作業をしたいと思います。 しかし,発ガン性物質であるということは間違いないとのこと。不安を完全には拭えないのも事実ではあります。妊娠出産に関しては一生のことなので,よく考えてみようと思います。 ありがとうございました。
お礼
お返事ありがとうございます。 もともと実験作業に関する知識が全くない状態で仕事を始めてしまったので,エチブロを使用しない手法があるとは知りませんでした。 仕事を始める際,一度経験者の方に一緒に作業していただき,それをただ真似することだけをひたすら続けてきました。今回お返事の中で教えていただいた手法についても,雇い主の方に聞いてみようと思います。 手探りであっても一年間作業してきたので,いまさら薬品の安全性について聞けない,などと考えていた自分もいけなかったと思います。 “万が一のことがあった時”という言葉を踏まえ,仕事を続けるかどうかもう一度よく考えてみようと思います。 ありがとうございました。