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ビブラートってなぜ付ける?
楽器でも歌でも、ビブラートを付けるけど あれは何故付けるのでしょう? なにか、心理的な効果とかあるのでしょうか? よろしくお願いします
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こんにちは。 聴いた感じとしては,ビブラートをかけた方が音の伸び・通りがよいように思います。 また,#2さんもおっしゃっていますが,聴く側の心理としては(心理「学」的には分かりませんが),「音の揺れ≒心の揺れ」というのは意外に成り立っているかな,と思います。 以下は余談でしかもクラシックに限った話です。もしも興味がおありでしたら。 --- ほぼ常にビブラートをかけ続けながら演奏しているようなイメージが強い楽器(例えば,弦楽器・フルート・歌など)でも,そうなったのは実は音楽の歴史から見ればごく最近(といっても100年弱くらい)の話で,もともとは,「ここ!!」というところに表現のポイントとして使うものだったようです。 過去はビブラートは一切なかったはずだ,という見解もあって(説の真偽のほどは私は知りません),ノン・ビブラートを前面に押し出したような(私からするとかえって不自然な)演奏が一時期多くありましたが,ここへ来て,使うべきところは使う,抑えるべきところは抑える,という感じで,「常にかけるもの」「絶対かけてはいけないもの」というような固定観念抜きで,自然な表現を作っていこうという動きも盛んになってきているように思います。
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- otschan
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アマチュアのバイオリン弾きです。ちょっとみなさんと違った観点から書きます。 ビブラートの正しい使用理由はみなさんが書かれているようなことだと思います。 ただ、バイオリンの初心者の場合、音程を探る、あるいは修正するためにビブラートが役に立つ場合があります。つまり、音を出した瞬間、“低い”と感じれば、高い方にビブラートをかけますし、“高い”と感じた場合は逆です。 言ってみれば、音程の悪さをごまかすため、つまり「邪道」ですが。
お礼
回答、ありがとうございます ごまかしにも使えるんですね^^
- goo11434
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音に表情をつけるためです。 音色をより美しく聴かせることができるからでもあります。 ビブラートは長い音に使うと効果的です。 細かい音(速い動きなど)にはあまり効果がありません。 ソロで旋律を担当する場合(ハーモニーでなく)、 長い伸ばしの音にビブラートなしに多彩な表情を持たせるのは非常に難しいからです。細かい音であれば、その旋律の動き自体が表情となりますが、長い音には奏者が表情をつけなければ表情がなくなってしまいます。 つまり感情表現に有効な手段と言ってもいいでしょう。 電子楽器にもビブラート機能がありますが、このような機械によるまったく均一なビブラートに心動かされる人はあまりいないでしょう。奏者の感情を表現していないからです。 但し、楽器や演奏スタイルによってはビブラートが好まれていないものもありますね。代表例がクラシック音楽のクラリネットです。 クラシックのクラリネットは、チェコやベルギーなどの一部の地域を除いてはビブラートをかけません。これについてクラリネット奏者の中には、「クラリネットは音そのものが美しいからビブラートは必要ないのだ」ということを言う人もいます。 ビブラートをかける他の楽器よりもクラリネットの音が特別に美しいと感じている人はそんなに多くないかもしれませんが、上記の一部の国を除いては、「クラリネットの音はビブラートをかけないほうが美しい」と感じている人が多いということは間違いないでしょう。 ビブラートかけることで音色の美しさが損なわれるのであれば、かけない場合も多いということですね。というわけで、音に表情をつけるため+音をより美しく聴かせるため です。
お礼
ご丁寧な回答、ありがとうございます 楽器によってはビブラートをかけないと言うのは 初めて知りました。
- truth77
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木管楽器をやっている者です。(サックス他) 「何故ビブラートを付けるの?」と聞かれても困ってしまいますね。。。(^^; 自然と付いてしまうんですよ。。。(^^;; そうですね、音楽を聞き入ったりしている時に、音楽に合わせて体が自然に動いていたりした経験はないですか? 奏者のかけるビブラートもちょうどそんな感じで、曲に感情移入して行きますと、「どの様に付けようか?」などとは考えてないのに、自然と付いてしまっていたりするのです。 恣意的にビブラートを付けたフレーズは、やはり、どこか「わざとらしい感じ」がしますから、一度くらいは聞けても、繰り返し聞くたびに「聞くに堪えないもの」になっていると思いますよ。
お礼
回答、ありがとうございます。 自然と付くのですか!なるほど!! 自分は楽器演奏の経験は無いのですが 弦楽器など、よく弦を押さえてる指をギュンギュン 動かしてますよね。 あれを見て、ビブラートは意識的に付けてるのかと 思ったんです。
- pitagorajr
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1番です。確かに全曲中かけっぱなしではだめです。電子オルガンで強いビブラートをかけっぱなしでは気持ちが悪いと私が実感します。
お礼
あ、あれは自分も気持ち悪いと感じます。
心の「不安定」を顕す、表現技法です。 良く、ギターで「鳴き」というフレーズがありますが、これらも感情移入されたときに、あの「キュイ~ンィンィンィン」と弾かれるのです。 人間の心というものは、「不安定」な物なのです。 だから、音楽が必要なのです。
お礼
「不安定」ですか・・・ そういう気もして来ました ありがとうございました。
- pitagorajr
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あれば高級に聞こえます。その楽器の有効な使い方として付けられるから付けます。オルガンとピアノは無理です。バイオリンはビブラートとかフラジレットとかピチカートとか弓の背で撃つとかいろんな表現をします。トランペットも朝顔に手をあてるとか何とかビブラートとします。トロンボーンはしやすいです。楽器を最高に使うひとつの手段です。
お礼
回答、ありがとうございます 確かにビブラートすると、音に厚みが付いたように 聞こえますね
お礼
回答、ありがとうございます お答えの通り、音の通りがいいですね。 いろいろなお話、大変興味深く感じました。 時代によって、演奏方法も変化してるんですね。 いま思い出しましたが、 モーツアルトは「人の声は勝手にビブラートするから わざわざ付ける必要は無い」と言ったそうです。