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『素直』とは何か?

素直とはなんでしょうか? 例えば、家庭の問題であれば、性的虐待をされて育った子どもが親に対して素直になれるワケがないと想いますし、また暴力支配を受けて育った子どもも同様に素直になれず、反抗的、非行になり、ぐれてしまうと想います。 社会でも同じことが言えると想います。 いきなり理不尽な命令・要求をされたり、言いがかりをつけられたり・・・と、とても素直にはなれないことだらけだと想います。 ・・・と、この段階で私は「素直=従順」という先入観を持っていると想いますが、「素直」とはどういうことを指すのでしょうか?

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回答No.2

素直とは・・自分の欲求や感情(自分の心や体の声)を認識し実感し理解することができ、かつ、それを発信できる、ということだと思います。つまり、自分を尊重する、ということだと思います。 一方、従順であるためには、それをある程度抑圧したり無視したりしなければならないので、素直であろうとすれば、従順であることはできない、と思います。 どちらを良いとするかは人それぞれですが、適度に素直で適度に従順でいるのが、一番「生きやすい」のではないでしょうか。 質問者様の例えのように、子どものころは、理不尽を感じても、それを発信する方法が未熟で「素直ではなくなる」という「表現方法」をとったり、反抗的、非行になる、という、やはり未熟な「表現方法」をとったりするしかない場合もありますが・・・。 大人になって社会に出たのなら、理不尽を感じたとき、的確な方法でそれを発信し、処理することは充分可能だと思います。 ちなみに、素直であることを放棄しすぎると・・抑圧された欲求や感情は、忘れることはできても、消えることはないので、無意識のところで蓄積されていき、精神的に害を及ぼします。 もっとも、日本では、従順を美徳とする風潮が根強いので、なかなか素直になるのも難しいのが現状ですが。

Syo-ya
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほどです。 自分を尊重するという基本的なことを忘れていました。 私は親との関わりや、社会性ばかりに目を向けて、素直をいうのは、評価として与えられるもののように錯覚していました。一番基本的なことを忘れていたと想います。 自分の心や身体の声を認識し、実感する・・・そうですね。これが人間ですよね。。。 >>日本では、従順を美徳とする風潮が根強いのでなかなか素直になるのも難しいのが現状ですが 対人恐怖症も日本に特に多い症状で、風土病だとまで言われてました。それだけ自分自身への関心がおろそかになってしまっているということなんだと想います。まさに美徳という抑圧ですね。 大変、参考になりました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • hakobulu
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回答No.4

「素」混じりけが無く、「直」真っ直ぐで歪んでいないこと。 だと思います。 混じりけが無いので、他者からの何らかの影響を、 歪めずありのままの状態で一旦取り込む事ができる、という事ではないでしょうか。 本来愛情を得られるべき親からの暴力や、社会的に理不尽な要求などを、 「歪めずありのまま」に取り込んでしまうと、その生体にとっての危機を招来する事になりますから、 防御機能が発動され、「素直さ」が一時的に封印されるのでしょう。 これが何回も繰返されると、おっしゃるように「素直さを発揮すること」は 危険に身をさらすのと同じだ、という認識が定着してしまうのだと思います。 相手の意思を安心して受け止められる「混じりけの無さ(=素直さ)」が 防御機能として封印されているために、歪んだ受け止め方しか出来ない、 といった考え方に基づけば、従順さは素直さのひとつの結果に過ぎないようにも思います。 素直であっても従順でない人はいるでしょうし、素直でなくても従順な人はいるようです。 従順にさせて素直さを導こうとしても無理であって、 安心させて防御機能を解除しても大丈夫、と納得させることが 素直さの回復につながる、ということでもあるように思います。

Syo-ya
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 仏教の無心に通ずると想いました。 さらに無心の妨げになるものは、心を乱すもの・・ということになるんでしょうね。 >>従順にさせて素直さを導こうとしても無理であって、 >>安心させて防御機能を解除しても大丈夫、と納得させることが >>素直さの回復につながる、ということでもあるように思います。 ACの回復にも、坐禅瞑想にも通じる考えだと想いました。 本当に真理って一つで単純なんでしょうね。。。 すごく考えさせられました。 本当にありがとうございました。

  • do0rnext
  • ベストアンサー率28% (28/100)
回答No.3

素直は、『ありのまま』『性格・態度がひねくれておらず穏やか』という意味です。 家庭・社会で不当な圧力を受け続けると、自己防衛の手段として、素直ではいられなくなるでしょう。 ひねくれて回避するものですから。 確かに素直という言葉は、従順という都合のいい言葉と混同しがちですが、本心が素直なのと、態度が素直なのは全く別物でしょう。 態度が素直でも腹黒な人は沢山いるでしょう。 その違いを踏まえておく必要はあるかもしれません。

Syo-ya
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >>ひねくれて回避するものですから。 この一言は映像が思い浮かびました! ヒョイっと、心を歪ませて、外敵から身を守る、回避行動ですね。 >>本心が素直なのと、態度が素直なのは全く別物でしょう。 そうですね、私の質問の背景には社会性が横たわっていましたね。 今まで「素直」という言葉に、社会的な役割、周囲からの評価基準・・というイメージがあったのだと気づきました。 大変、参考になりました。 ありがとうございました。

回答No.1

素直=従順という考え方は、間違ってはいないと思います。 学校、会社内でも、先生・先輩・上司の指導・指示を聞けない人は不従順に感じますし、あまり良いイメージを持たれないことが多いです。 又、「思ったことを正直に話したり、表現したりする」ということも、「素直」に繋がるのではないでしょうか。 嘘をついたり、物事をはぐらかしたりする人というのは、したたかではありますがあまり良い評価を受けないのが現実です。 子供においても大人においても、同様の事が言えるのではないかと思います。 結果的に、私は「素直」とは「正直であり、なおかつ従順であること」だと思っています。

Syo-ya
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 素晴らしい見解だと想いました。 率直であること(自分に嘘がないこと)、従順であること(他人に嘘がないこと)ということで良いでしょうか。 その反対に物事をはぐらかしたり、したたかな人間は素直とは呼べない・・・まさに、ドンピシャの回答だと想いました。 簡単だけど、一番、困難な道ですね。 大変、参考になりました。 本当にありがとうございました。

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