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微動だもしない、微動だにしない
微動だにしない、という表現はよく見聞きしますが、先日新聞で「微動だもしない」という表現に出くわしました。 これは誤字なのでしょうか?もし誤字でないとしたら、「微動だにしない」との違いは何でしょうか? よろしくお願いします。
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#3です。 すみません。間違ってましたね^^; 「微動だもしない」という用例、多々あるんですね~。 そこで、色々と調べてみたのですが、 「だも」の用法は平安後期からであり、 #2の方が書いている通り「だにも」(奈良時代からの用法)からの転になります。 意味を見て貰えばわかりますが、 本来の「だにも」の意味は、 (1)せめて~だけでも(せめて国語だけでも点数を上げたい。) (2)~でさえも(国語でさえも点数が取れない。) の2つありますが、 「だも」が登場して使われ始めますが、基本的に意味は(1)の「せめて~だけでも」としてしか使われていませんでした。 それが更に時代だ下り、鎌倉~室町に和漢混淆文が出てきた時、 この「だも」はその和漢混淆文の中で(1)だけでなく、(2)の意味も徐々に使われ始めた、という歴史を持つ語だったわけです。 ただ、その後もこの「だも」は和漢混淆文や漢語体の中でしか見出すことができずに、現在ではあまり使われることが無い(ゼロではない)語になってしまったようです。 本当によく調べずに、「現代ではそんな使い方見たことな~い」と思いこみだけで回答してしまい、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m 多分、新聞の「微動だもしない」も#4の方が示した『李陵』の用例も、 誤植とは言えないと思います。 (特に『李陵』の方は、家にある3冊の本で確認したところ、全て「だも」になっていました。) #4の方も、ご指摘、本当にありがとうございました。
その他の回答 (4)
文脈が分からないのに、”だも”は誤植だと思うだもんな^^; 参考URLの”微動だもしない”も誤植ですか?
お礼
ありがとうございました。
- Haru_Sakura
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「微妙だにもしない」の誤植だと思います^^; 「微妙だにしない」を更に強調させた形になります。 詳しいことは#2の方が説明されているので、省略します。
だも (連語) 〔副助詞「だに」に係助詞「も」の付いた「だにも」の転〕接続・意味ともに「だにも」に大体同じ。 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%A4%C0%A4%E2&stype=1&dtype=0&dname=0ss だにも (連語) 〔副助詞「だに」に係助詞「も」が付いたもの〕体言またはこれに準ずるもの、副詞などに接続する。「だに」を強めた言い方。 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=12638100&dname=0ss&stype=1&dtype=0&ref=1
お礼
「だに」や「だにも」と同じ意味だったのですね。ありがとうございます。
- 9ma
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だに、の間違いでしょう。 よく見つけましたね。
お礼
ありがとうございます。 日経で連載しているとある小説で使われていました。 他の方の回答を見てみると、どうやら誤字ではなくて、「だに」のちょっとハイソな使い方みたいです。
お礼
詳細な説明ありがとうございます。とても深く理解できました。 googleの検索結果でも「だも」を使っている文章は、ちょっと硬いというか、そういうものが多かったです。「だも」という表現で、それを使っている文章の対象者がしぼれそうですね。