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「お誓いする」という表現
マスコミに登場する政治家が良く使う表現に「お誓いする」というものがあります。 見聞きするようになったのは大分前ですが、はじめは年配者が使い、最近は××チルドレンにも広がっています。 この表現には、ずっと違和感を感じています。 理論的に間違った表現だと思うのですが、いかがなものでしょう。それとも、単に時代の移りかわりにともなった、日本語の変化なのでしょうか? 適当な表現は「お約束する」位のものだと思うのですが。
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「お~する」「ご~する」は、自分の動作が相手に及ぶ場合に、その動作に「お」「ご」をつけて用いる正しい謙譲表現です。 お願いする、お待ちする、お詫びする、お持ちする、お知らせする、お届けする、お送りする、お預かりする、ご紹介する、ご案内する、ご辞退する、ご用意する、と、例はいくらでもあります。 が、自分だけで完結するような動作や第三者への動作(丁寧語は除く)には使いません。「お眠りする」や「彼にお約束しました」とはいいませんね。 さて、そもそも「お誓いする」という動作は聞き手に及ぶ動作なのでしょうか。これは「みなさんに誓う」「あなたに誓う」などという表現があるのか、という問題ともいえるでしょう。 私はそんな表現はないと思います。これはもともと、神や仏や主といった「何か絶対的なものに誓って、あなたに約束します」という表現であったものでしょう。「将来を誓った」「愛を誓う」などの言い回しをすることから次第に「約束」の意味にシフトしてきたものと思われます。「約束」「公約」とはっきりと言いたくない心情があるのかもしれません。 おそらくこれが違和感の原因でしょう。進んで使うべきことばではないと思われます。
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- donaisho
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No.2です。 >「お~する」「ご~する」は、自分の動作が相手に及ぶ場合に、その動作に「お」「ご」をつけて用いる正しい謙譲表現です。 了解しました。
- donaisho
- ベストアンサー率20% (38/181)
自分がする行動に対して「お」等をつけるのは間違っていると思います。 たとえば、 私がご説明します 私がお手本をみせます も、おなじように、間違いですよね。 多くの方がそれに気付かず使っていますが。 お誓い申し上げます において、「誓う」という言葉がそこで使われることが正しいとすれば、 誓います というべきなのではないでしょうか。 ただ、 お詫び申し上げます お知らせします という言葉は市民権を得ているように思われるので、それらが原則に照らし合わせるとどういう解釈になるのか、むしろ知りたいです。
- n34156
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「誓」ということばには、もともと「神や人の前で明らかにしたことば」という意味が含まれています。政治家がよく使うようになった理由も、分かる気がしますね。このことばは、それに謙譲語の「お~する」を付けた形ですね。使用している人たちは、「お約束する」よりも丁寧な気持ちが含まれると考えているのでしょう。間違いとは言えませんが、市民権を得たことばとなるまでには、少々時間がかかりそうです。
お礼
ありがとうございます。 「誓う」と言わないと信用されない政治家の心中を思うと、結構笑えます。
お礼
ありがとうございます。 wikiで「謙譲語」について読み、より理解が深まりました。 約束、とはっきり言いたくない心情が透けて見えているとしたら、滑稽なことですね。 政治家の先生達に、本当のところを聞いてみたくなりました。