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中学生の学習に対する動機付け
中学生ともなると体は大きくなってきました。 でも、学習意欲は浮き沈みが大きいようです。 テレビばかり見ているので、「少しは勉強しなさい」等というと、口では「はいはい」と言うのですが、なかなか行動(勉強)に移さない、あるいは自分の部屋に入ってもあまり勉強に集中していない場合も多いようです。 そこで質問ですが、学習に対する動機付け(やる気の起し方)、とりわけ「外的動機付け」(例えば、成績がアップしたらおこづかいを少し増やす等)と「内的動機付け」(本人が目標を持って自発的に勉強する等)の関係について教えていただければと思います。 個人的には、「内的動機付け」が理想だと思いますが、現実的には「外的動機付け」から始めて本人の学習に対する習慣を定着させ、勉強に対する意欲・好奇心を促し、「内的動機付け」へシフトさせるのがいいのではないかとも思っていますが、如何でしょうか?個人差もあるので一概には言い切れない部分はあると思いますが、ご意見・ご感想をお願い致します。
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やはりですね、 >目標が見えていない段階(私の経験からいっても、中学生ではなかなか難しいと思います) というところが問題だと思います。 悪い言い方ですが、ちょっと不安を煽ってみませんか。--個人的には煽るというより実際問題だと思っています。 (目標の重要性) 1.現在、大成している人は、「その職業をやる!」と小学生のときには決めている人が多い。野球選手・小説家・漫画家・音楽家などは特にそうだ。(実例はいくらでもあげられます)。一般職業でもそれはいえること。 2.上記1.でない人もいる。しかし、決断は早ければ早いほど有利であることは間違いない。遅ければ遅いほど道は険しい。 3.『13歳のハローワーク』ではないが、13歳までには目標を設定した方がよい。<高校卒業までに何をやるべきか、大学はどうする、というのがはっきり見える。 「勉強しなさい!」より「大人になったら何するの?」の言葉を多くする。 (将来予測) 4.日本の将来は非常に厳しく・暗い。親の時代と違って、これからはサラリーマンの正社員でもエリート(つまり難関)になる。中国との競争激化(多分勝てない)、財政赤字の解消、福祉の大幅減少等々に起因する企業のリストラが激化(当然パートや派遣の比重が増大) 5.ますます国際化していく。日本のせまい枠で考えていてはついていけない。英語は絶対必須。沈没しそうな日本丸から逃げられるかも。 といったところが一例でしょうか。 少なくとも「英語できなくても何とかなるよ」とか「数学できなくても大丈夫。大人になって全然使わないもの」というような狭量な会話では、子供の動機付けなんて絶対できませんよね。であれば、その反対を"徹底"することがいいのでは、と思うのです。
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- Sombart
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基本は大丈夫なように思えますから、テクニック論を述べます。 himiko239 さんの求めているものは、世間では「コーチング」と呼ばれるテクニックになります。 人を動かすのに、「飴と鞭」、という概念がよくあるのですが、これは実のところエサで操ることと変わりません。家族間などの信頼関係を基本とする社会においては、たまーに使う程度に留めておかなくては、関係が歪みます。 一応書きますが、良い結果が出たときに「ご褒美」をあげることは、小規模に使う分には信頼関係維持に有効です。が、「ご褒美」を約束して何かにチャレンジさせることは、エサで操ることです。違いが分かるでしょうか。 事前に契約があるかどうかの違いです。 「飴と鞭」ではなく、himiko239 さんがおっしゃるように、内面的な動機を持ってもらい、自発的に行動することを結果として導くことを目指すのがコーチングです。 コーチングでは、基本的に対象者へアドバイスをするのではなく、対象者が自分で考えることを手助けするために会話するということが行われます。 そのための情報提供はもちろんして構いませんが、コーチ側がすることは、基本的に相手の話を聞くことが重要です。 もともとはスポーツ選手のトレーニング方法として生まれたものですが、今ではビジネストレーニングや子育ての分野にも応用されてきています。 コンセプトはこの程度にして、詳細については、参考 URL などの書籍を当たってください。さすがに、私がここで述べるには、量が多すぎますから。
お礼
度々のご回答ありがとうございます。 実は、私もコーチングには興味がありまして「EQコーチングのスキル」等をはじめ何冊か「EQ」と「コーチング」に関する書物はもっておりまして、「信頼関係」と「傾聴」の重要性については一応理解しているつもりです。 ただ、知識で知っているのと、実践とでは違うことも体験済みです。人間は感情の動物でもあり、「人を動かす」ことについては、人間のタイプによって何が効果的であるかが違うようにも思います。 私の場合、取り敢えず、次の手順でやってみようと思います。(1)まず、子供の言うことによく耳を傾け、信頼関係をより一層強くした上で、(2)一方で、現実の厳しさも教える等刺激を与えることにより、本人が勉強に対する「目覚め」や「気付き」が出てくるように親として働きかける。(3)そして、本人の努力するプロセスに対しては、褒美をあげることも検討する。色々考えるきっかけを教えて頂き、ありがとうございました。
- Sombart
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p.s. ふと気になって、himiko239 さんの過去投稿を調べさせてもらいました。 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1132945 上記の Ans. No.3 を拝見すると、かなり考えるプロセスを形にできる方だと思います。No.2 で書きました「このプロセスに経験が深いようには思えません。」は、撤回致します。 それだけに、私の言いたことはご理解できるのではないでしょうか。
お礼
お気を使っていただきありがとうございます。 一応、私もありとあらゆることは考えるタイプの人間かなとは思っています。(よくノート等に色々の可能性を箇条書きに書いてチェック等しております。) なお、同じ兄弟姉妹でもササット要領よく宿題等をこなす子もいるので、幾分個人差があるようにも思えます。ただ、その個人差というのが何なのか。 基本(親子間の信頼関係等)は同じでも、方法論として、子供のタイプ別に対応を考えることも必要かなとも感じております。余談が多くてすいませんでした。
- Sombart
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> 現状、将来何になりたい等の目標が見えていません これは、当然だと思います。中学生の段階で自分の人生設計を持っている子供がいたとしたら、たぶんそれは誰かの受け売りでしょう。NEET問題に代表されるように、大人になっても持っていない人だって、たくさんいます。 NEET問題を挙げたのは、人生設計つくりには、極端な話まだ今後10年かけても遅くはないと言いたいからです。 > どうしても勉強に対する意欲よりもテレビやゲーム等に対する興味のほ > うが勝っているようなのです。 これも当然です。今この瞬間面白いと感じることを目的にしたエンターティメントに興味が惹かれて、即効的な効果の分からない(将来何か役に立つ、という抽象的なレベルですよね)学校の勉強に興味を惹かれないのは、人間の情に叶っています。 これでは、勝負になりません。 そんな勝ち目の無い勝負を考えるのではなく、まずご自身が子供の教育に対する真剣な検討をして下さい。テクニック論やノウハウは、その後です。 検討結果をすぐに出す必要などありませんが、資料を集めたり読んだり、ありうべき人生のパターンをノートに書き出したりなどして検討する作業は、すぐにでもできます。その作業を、お子さんが見える場所で真剣に行えば、テクニック以前に「これだけお母さんが真剣に自分の将来を考えているのだから、のらくらとテレビ見てばかりではいけない」などと、感じるようになります。 テクニック論は、それからです。 ちなみに例えば、単純なテクニックの例として、テレビは一日一時間などの約束をする、などという手法があります。これが有効なのは、約束相手である親への尊敬や信頼が担保となって言葉に重みを子供が感じるからです。この場合、約束遵守の強制力は、まさに「内面的動機」です。尊敬や信頼無しで形だけ真似して無理やり約束させても、内面的動機が無いので子供は抜け道を探すようになるだけです。 なお、形だけの約束の強制力とは、「約束したでしょ!」と問いつめることで子供の持つ素朴な道徳心を刺激して子供に不快感を持たせる点にしかありません。この種の強制力は、「言われないこと」によって回避が図られるものですから、抜け道を探すという方向になるのです。しかも、言われてしまった場合、子供に「自分は悪い人間だ」と思わせてひねくれさせる効果まであり、良いことが何もありません。 失礼ながら、今のあなたの、根本を考える前にテクニック論を求める記述からは、こうなる可能性が極めて高いように見受けられます。 そんな経験をさせるよりも、誠実に約束を守ることのすばらしさを経験させてあげて下さい。そのために、お子さんの将来について真剣に検討をし、その姿をお子さんに見せてあげて下さい。 なお、検討のやりかた、まとめ方についてのテクニック論が必用であれば、ご紹介します。「計画を立てて勉強する」というのは、中学校の勉強だけでなく、あなたがお子さんに施す教育についても言えることです。実は今私が述べているステップを踏むプロセスこそ、まさにあなたがお子さんに言っているプロセスを、ほんのちょっと具体化したものです。 「人生何が起こるかわからない」で止まっている点から見るに、失礼ながらあなた自身がこのプロセスに経験が深いようには思えません。本来、次のステップは「では何が起こる可能性があるか、ありうるパターンをリストアップする」「個々のパターンに対し、なぜそうなるのか前提となる社会状況の変化を考える」などというものになるのですが、そのリストをおそらくお持ちでは無いのではないですか? 幸いなことに、あなたはお子さんと違って問題認識をとても強く持っています。ですから、あなたにとってはこれは良い機会だと思います。あなたが率先しながらも、親子で協力して考えるプロセスへの経験を積んでいければ、素晴らしいことではないでしょうか。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 親子間の信頼・尊敬、計画(プロセス)に基づいた学習等大変参考になりました。 ありがとうございました。
- Sombart
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ご自分が中学生の頃、「勉強しなさい」と親に口で言われて、やる気が出ましたか? これでやる気が出る人はいません。 子供が勉強しないのは、心理学のテクニック論の問題ではなくて、教育というものに対する親の方針とその方針に対する自信の問題です。教育という大事な問題で根幹をゆるがせにしてテクニック論に走らないで下さい。 直接的には、何のために勉強するのか、それを自分が自信を持って語れるようになるのが必用です。例えば「いい大学に行っていい会社に入れば安泰な人生が送れるのだから、そのために今からちゃんと勉強しなさい」というレベルでは、現代では説得力を持ちません。何故かというと、現代の社会では、この「れば」が成立しないからです。 筋から言えば、子供にどんな人生を歩んで欲しいのかをしっかり考えて下さい。それが根幹です。これがいいかげんだと自身を持てません。続いて、そのためにどんなステップを踏むべきなのかを考えたプランを作り、プランに沿って今の時点でどれだけの学力があるべきかを考えて、その学力と今の学力を比較した上でないと、「もっとやれ」とか「今はテレビ見ててもいいよ」などの指示など出せないのです。 そのためには、社会情勢を調べて、どんな人生が有りうべきか、自分の子供にどんな人生を歩んで欲しいかを考えられるだけの知識を親が持つ必用があります。 なお、子供ですし中学生となると反抗期ですから、このような指導には必ず反抗します。それに対して毅然と対することも、子供のための教育です。そのためにもプランが必要なのです。 そして、その後に初めてテクニック論が出てきます。反抗に対して毅然と教育する中で、例えば「社会は取引で動く」ことを教えるために、エサで操るというシーンがあっても良いのです。そうでなくてエサを使うことがプランより先に来ては、子供にバカにされます。具体的には、あなたの人格を尊敬することをやめて、エサをくれるという機能を尊重するだけになります。当然、エサをくれなくなったら何を言っても耳を貸さなくなります。 それが続いていくと、是非善悪や人生哲学を放り出して、エサをくれる人についていくだけの人間ができあがります。そんなさもしい人間に、お子さんを育てないで下さい。
お礼
早速のご回答有難うございました。参考になる意見を頂き、大変感謝しております。 なお、舌足らずで申し訳ありませんでしたが、「人生何が起こるかわからない。今の勉強やそのプロセスが必ず将来社会人になった時、何かに役立つから、しっかり計画を立てて勉強するように」とは常々子供に言っております。ただ、現状、将来何になりたい等の目標が見えていません(「13才のハローワーク」等で一緒に考えたりもしましたが、本人としては未だわからないようです)。 どうしても勉強に対する意欲よりもテレビやゲーム等に対する興味のほうが勝っているようなのです。目標が見えていない段階(私の経験からいっても、中学生ではなかなか難しいと思います)、どうすればやる気(動機付け)がおきるのかを 知りたいと思っています。 勝手なことを言って申し訳ありませんでした。
お礼
ご回答ありがとうございます。「煽てる」のとは反対に「いい意味で危機感を持たせる」という対応のしかたですね。だらだらしているのは、危機意識の欠如のせいかもしれません。試してみたいですね。ただ、問題は危機意識がどれ位持続できるかなといったところですね。親子間の信頼関係の下、飴とムチ(?)によりうまく本人をその気にさせるのもいいかもせれませんね。「時には厳しく、時には優しく」でやってみたいと思います。ありがとうございました。