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北欧神話やギリシャ神話が世界観の人間は現代にいるのか。
西洋の美術品(銅像)だとか、オンラインゲームなどでもラグナロクオンラインなどが流行り、アジアでも、白人達の歴史である神話をモチーフにしている創作が盛んで、とても身近なものに感じます。 TVゲームやっていて、北欧神話などに興味をもっている人(私もきっかけはゲームです)は結構若い人たちにも多いと思いますが、この北欧神話は、現代の北欧など、これらの神話が生まれた地域の人たちにはどうとらえられているんでしょうか。 これらの思想はキリスト教になどに駆逐されていったのだと思いますが、このまえテレビで、イギリスで薬草をつんで精霊と会話をする魔女(?)がうつっていましたし、キリスト教以前の風習などは多少あるようです。 地球が丸いことがわかったのに、北欧神話における世界を信じている人はいないかもしれませんが、これらの神々を信仰している人たちは多いのでしょうかいるのでしょうか。それとも過去を思い出したい人間達が、これらの遺産をもてあそんでいるだけでしょうか(つまり美術品などのたぐいを嗜好品としているだけで、これらの神話が自らの精神世界を支配しうるものであることはないのかという事です)。そのことに触れている本がないのは、やはりただの遺物なんでしょうか。
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北欧神話、ゲルマン神話は、一時期絶滅し、何かがなんだか分からなくなっていました。 ゲルマン神話の場合、まともに話しが残っていたのは、ニーベルゲンり歌とか、ロランの歌といった、英雄伝くらいなもので、時代もローマ帝国崩壊時から、シャルルマーニュの時代にかけての話しでした。 北欧神話も、スカンジナビア半島では、断片的な話しか残っておらず、とても、宗教や神話の体系をなしていませんでした。 エッダやサガといった北欧神話の書は、かろうじてアイスランドに残っていたため、それと、ノルエゥーやデンマークなどに残っていた逸話を組み合わせて、再構築されたものが、現在の北欧神話と言われるものです。 そのため、北欧神話を信仰する人はおりません。 ギリシャ・ローマ神話の場合、神話がいろいろな文献として残っていましたので、神話として再建するのも簡単でした。 ギリシャ・ローマ神話を信仰するといった人は、聞いたことがありません。 イギリスの場合ですが、イギリスには、ケルト神話が、断片的に残っており、それが、妖精や魔女の話になっています。 イギリスには、ごく少数の魔女信仰の人がいるという話を聞いたことがあります。 また、イギリスで最も有名なケルト神話は、アーサー王と円卓の騎士の話です。 アイルランドのケルト神話ですが、アイルランドには、かなりの神話の書籍が残っているようです。 しかし、神話というより、英雄伝といった感じで、とても信仰の対象とは思えません。 これは、ケルト人が、アイルランドに到達したのが、時期的に、新しい事に由来すると思います。 ケルト神話には、建国神話が無く、ケルト人がアイルランドに到達した時には、既に先住民がいたそうです。
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キリスト教化された国では古代の宗教は過去の話です。キリスト教は一神教ですから仏教とことなって他の精神世界を認めません。但し、キリスト教の布教過程において現地の古代原始宗教の習慣の一部を取り入れているので(クリスマスツリー、光の祭りなど)彼らの古代精神世界を「神話、物語」として現代でも身近に感じていることは否定できません。 日本では幸い仏教以前の古代原始宗教である自然崇拝が神道として今日まで残っています。したがって西欧にかすかに痕跡の残る古代宗教の痕跡を、日本と同じように考えやすいと思いますが一神教の下では事情が異なります。 中世のようにキリスト教以外を異端として取り締まる 法律も習慣もありませんので古代宗教を研究したり実践したりしている小さなグループはいるかも知れません。
- xcrOSgS2wY
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私は「北欧神話が生まれた地域の人たち」ではないので想像になりますが、身近な例から想像すると、多くの人は子供の頃から「お話」に接していてある程度慣れ親しんでおり、また一部の人たちは教条的(ないし狂信的)に信じ込んでいるのではないかと思います。 「身近な例」とは、日本における記紀国造り神話や、キリスト教世界における聖書の記述に対する人々の考え方のことです。どんなことであっても、それを信じる人は(良し悪しは別として)いるものです。
お礼
みなさまありがとうございました。 そういえば、日本人でも古事記による世界観の日本人何ているのでしょうか…という疑問が湧きました。北欧神話などは過去を振り返って楽しむものであるだけで、現代に息づいてはいないんですね。