アメリカに37年住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。
この質問があるのをのを知りませんでした。 今までの皆さんのご回答に何も返信していないのでちょっと気になるところですが、書いて見ますね。
文法とは人が故意に作ったものですね。 それが正しいからと言って使う人は英語を知っている人だということでもなくまた逆に文法がカバーしていない部分がないからと言ってその英語がおかしいと言う事でもないでしょう。 また、実際に問題なく使われているにもかかわらず文法そのものが時代遅れのところもあるでしょうし、いろいろな要素が関わってきて正しい正しくないと言う基準も断定できるものでもありませんね。 下手をすると文法では「認められていない表現」をする人にダメだよなんていったら「あんた何様なのよ」と言われかねないですね。 <g>
「全然良いですよ」と言ったときに「それは良くない表現方法ですね」なんて時代遅れの文法を知っている外人さん言われたらどう感じますか?
と言う事を踏まえて、This, Yours, His, Hers, Ours, Theirsすべて主語のなりえる代名詞ですね。 That'sと言う書き方が出来るからThis's, Yours's等が出来る、と言うのはその人の個人的表現と見るしかないと私は感じます。
なぜそう感じるかと言うと、普通であればThis isn'tと言う表現をするからです。 そして、発音的に慣れていないと言う事もあると思います。
しかし、This is, His is, Hers is等を普通より早く発音してNOTをisn'tと言う表現にしないと、あたかもThis's, Yours'sと書いているように発音しているのですね。 特にsをZの発音で終わっている代名詞であれば、His isがいかにもHiz-zみたいにZという摩擦音を二回していて二回目のZの発音にいくらかの母音と思われる音の句切れが出来上がってきます。
つまり、ISの母音が消えているようにもなると言う事なんですね。 この現象をThis'sと表現する事へ疑問を持つ人もいるでしょうし、また、表現は人の自由だと言う人もいることでしょう。
'Cause, 'Coz,とBecauseを早く言ったり、口癖でいったりする表現をこのように書いても良いじゃないか、と言うのと同じことになるわけです。 この表現が始まった70年代ではかなり批判されていたのを今でも覚えています。
しかし、私の知っている限り、日本の文法の中では、This'sがOKである、と断言してすることを避けているようにも思われて仕方ありません。 'sの省略形の中に自信を持っていっている参考書はあるのでしょうか。 また、教育課程でそれを教えているのでしょうか。 もし教えているのであれば、学校ではOKなんでしょう。 教えていなければ、だめ、と言う事なんではないでしょうか。
This is NOT, His is NOTと私ならnotを大文字で書いてnotを強調するために音も強調しているのことを示します。 This's notではその強調さがでていないように思われます。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
御礼が遅くなりまして大変申し訳ありません。 また、大変詳しい解説をありがとうございます。 実際に住んでおられる方ですと、説得力がありますね。しかも、言語学の領域にまで踏み込んだ言及をしてくださっているので、感銘を受けずにはいられませんでした。 これからの参考にさせていただきます!