とりあえず、比較してみましょうか。
(1)エロス 情愛にもとづく情熱的な愛(条件付かつ情熱的な愛)
(2)フィリア 理性的な人間の間に成立する友情としての愛(友愛)
(3)ストルゲー 肉親への愛情(親子の愛)、
(4)アガペー キリスト教的な愛、神への崇拝
聖書で比べた事はあるんですが、哲学の名において回答しなきゃいけないんですね(^^;。
(1)プラトンによれば、エロスは自分には欠けているイデア(完全な高い美しさと完全さ)をもとめ、いわば神的なものと合一しようとする欲求である。
これは、ほかの者を無視し、嫌悪し、排斥しようとする愛でもある。
要するに、絶対的なアガペーと違い、価値あるもののみを愛し、価値が無いものは愛さない、あくまで自己充足的な愛である。
(2)アリストテレスによれば、人は自分と同じ考え方をもち、自分とともにかなしみ、よろこぶ者を愛するものである。これは静かな愛であり、理性的な人間の間に成立する友情としての愛である。しかし、この愛も志を同じくする集団どうしの対立の原因となりかねない。
*ざっとウエブを見た限りでは、質問者様が仰る通りですね。
エロスはより完全なイデアを求める故の『自己充足欲への愛』であるから、イデアに垂直的であり、又、他者を傷つけることも厭わない。
フィリアは、あくまで理性的な愛であり、社会的に他者を肯定する事によって成立する。
エロスは完全を求める為の愛であるが他者へ排他的であり、フィリアは他者を肯定することによって成立する。
これでいいんじゃないでしょうか。
**参考ウエブは、よくまとめてあるようです。
これを読んで質問者さんがまとめると良いと思います。
私がまとめるとどうしても、キリスト教世界の解釈が入りますので。