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磁石とアモルファスについて
磁石にはなぜN極とS極があるのですか? あと、アモルファスの特徴である 1:長距離範囲の規則性はないが、短距離範囲の規則性はある 2:転位や結晶粒界がない 3:さびにくい 4:磁化しやすい 5:機械的強度は一般的に高く硬い 6:熱を加えると結晶化の傾向がある 7:放射線などの照射劣化が少ない などが起こるのはなぜか?教えてください!
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アモルファス合金は、「アモルファス(非晶質)という状態の合金」です。 そのため、理解するためには「アモルファス(非晶質)」と「合金」に ついて勉強されると良いと思います。 ご質問の1、2、4は回答を一言にすると「アモルファス(非晶質)だから」 と言うことになります。 結晶ではないので長距離秩序性も、粒界もありません。 粒界がありませんから、磁壁の移動を妨げるものが少なく、 磁化しやすくなります。 しかし、本来結晶になりやすいものを無理に急冷して、アモルファス (非晶質)にしたのですから、少し熱を加えてやれば原子間の結合が 緩みだして結晶が生じます。 これが6の回答です。 残る3、5、7に関しては合金の種類にもよるのではないでしょうか。 合金と言うのは、様々な金属、金属以外の元素を材料に用います。 その結果、通常、金属単体では得られない性能が現れます。
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- arma15
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磁石になぜN極とS極があるかという質問ですが、 しっかり答えようとすると単純でいてとても難しい質問です。 磁石を切断すると、必ずまたN極とS極を持つことになります。 さらに細かくしていってもそれは変わりません。 なぜかというと、原子の中にある電子1個1個が磁場を生む原因だからです。 電子はスピン(自転)していると言われます。 電子は電荷であり、電荷の運動は磁場を生みます。 つまりスピンする電子はごく小さな磁石と言えます。 この小さな磁石にもN極とS極があるのです。 昔は電気のように陽子の+電荷、電子の-電荷というようにN極、S極を単独に 切り離すことができることができるという意見がありました。 これを磁気単極子と言います。 しかし今の学会の流れでは、この時点でN極とS極は切り離せないものだと いうことになっていると思います。 私はこれを、空気が動くときに生じる風には必ず風上と風下があるのだと 言うイメージでとらえています。 アモルファスに関してですが、これはどのようなアモルファス(非晶質)の ことを指しているのでしょうか。 アモルファス合金ですか? アモルファス磁性体ですか? 質問の大部分がアモルファス(非晶質)という物質の状態によって生じる 性質ですので、まずはアモルファスがどんな状態なのかを勉強されることを おすすめします。
補足
回答ありがとうございます。磁石に関しては大変わかりやすく教えていただき助かりました。 アモルファスに関してですが、アモルファス合金に関してなのですが、もう一度回答いただけたら幸いです。
お礼
ありとうございます。非常にわかりやすくて助かりました。