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二重目的語構文

前に学校の統語論の授業で、二重目的語構文は3つまたの樹形図になると教わったのですが、深く勉強していくと3つまた構造ではないということがわかったのですが、よく理解できません。 例えば、John showed Mary afriend of herself in the mirror.という文はどのようにして2また構造になるのですか?

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noname#19923
noname#19923
回答No.1

試験かレポートでしょうかね。そういう時期ですから。 さて,二重目的語構文が二叉か三叉かは,難しいところです。Chomsky 派は二叉ですが,それ以外は三叉でしょう。 ま,それはともかく,どうやって二叉にするか,ですね。ただ Chomsky 派でも,どうやるかは人によって違うのですよ。たとえば,(1) と (2) は同じような構造から派生するのか,全く別々に派生するのか,とかね。 (1) I gave her a doll. (2) I gave a doll to her. ここでは面倒なので,別々に派生するとしておきましょう。ご質問の文の場合,こうなります。 (3) [ [show] [a friend of herself in the mirror]]   (show と直接目的語を融合) (4) [ [Mary] [show a friend of herself in the mirror]]   (間接目的語を融合) (5) [v [Mary show a friend of herself in the mirror]   (動作主や対格を付与する v を融合) (6) [show [Mary (show) a friend of herself in the mirror]   (show を v へ移動) (7) [John show [Mary (show) a friend of herself in the mirror]   (動作主 John を融合) 樹形図がかけないので分かりにくいかもしれませんが,こんな感じです。 さて,なぜこんなことをするかというと,こうすれば,間接目的語が一方的に直接目的語を c-統御できるからです。この場合であれば Mary が a friend of herself を c-統御し,Mary は herself を束縛することができますが,a friend of herself は Mary を c-統御せず,したがって,Mary が束縛されることはありません。 もし三叉構造であれば,間接目的語と直接目的語が相互に c-統御しあってしまい,困ったことがおきることがあります。図書館には生成文法の入門書があるでしょうから,2000年以降に出版されたものをお読みください。

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