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発現蛋白質の精製
酵母を用いて組換え型蛋白質の発現・精製を行っています. 酵母を培養することにより,培養上清に蛋白質が発現してきます.この培養上清を,60%硫安+等電点で沈殿させた後,緩衝液で再溶解させ,陰イオン交換カラムで精製します. ところが,硫安+等電点沈殿させた蛋白質が上手く再溶解してくれません.溶解しない分画にもかなりの量の目的蛋白質がありましたので,どうにか溶解させようとトリトンを加えて溶解させました.しかし,今度はその加えたトリトンが最後まで残ってしまいました. 沈殿してしまった蛋白質を再溶解させる他の方法,またはトリトンを抜く方法をお知りの方がいれば,アドバイス等お願いします.
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尿素を使って可溶化する方法をここに書きました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1484366 ちなみに、尿素をグアニジン塩酸に変えた方法もありますが、私は安価なので尿素を使います。 界面活性剤は、個々の分子は小さいのですが、ミセルを形成してしまって見かけの分子量が大きくなってしまうので、一般的に、透析や限外ろ過などでは除けません。界面活性剤を除去するためにデザインされたカラムがいろいろなところから出ているので、探してみてはいかがでしょう。 一例として http://bio.takara.co.jp/catalog/catalog_d.asp?C_ID=C0630
お礼
ありがとうございます.いつも勉強になります. 早速,試してみます.