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等速円運動の問題です(高校)
学校で配られた実験用のプリントの問題なのですが、 等速円運動する物体の質量m[kg]、周期T[s]、回転半径r[m]、向心力f[N]とすると、 f=mr×(2π/T)の2乗 が成り立つ、という証明がよく分かりません。 解説では、(糸の長さをl[m]、平均の張力をF[N]) 『円運動の半径はr=lsinθ[m]であり、円運動の向心力はFsinθ[N]であるから結局 Fsinθ=mlsinθ×(2π/T)の2乗 よってF=ml×(2π/T)の2乗』 と書いてありましたが、『円運動の半径はr=lsinθ[m]』までは分かったのですが、それ以降がよく分かりませんでした。 宜しくお願いします。
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丁寧に書いてみます.そんなの当たり前だよ!ってところは読み飛ばしてください. 円運動の向心力はFsinθ[N]である >>張力がFですよね.張力というのは,円運動する物体が糸に引っ張られる力です. ところで,向心力というのは,円の中心に向かう力です. (この力によって,物体は円運動をするのです.) つまり,張力Fのうち,水平な成分は絶えず円運動の中心を向いているので,これは向心力になり.その大きさはFsinθ[N]である. (補足)----------------------- 逆に,張力の地面に垂直な成分は,重力とつり合っていると思います.その大きさは,Fcosθ[N]だから, Fcosθ = mg になるはずです. (補足終わり)----------------- 向心力をK,円運動の半径をrとすると, K = mrω^2 = mv^2/r ---(1) (^2は二乗を表す.) また,円運動の周期をT,角運動量をωとすると, T = 2π/ω ---(2) ということを物理を学んだ人は知っています. 式(1)(2)をはじめて見た,ここがわからないというのがあれば,さらに説明します. 話を戻すと, この問いでは向心力はFsinθであるから,式(1)より, Fsinθ = mrω^2 であり,これに, 式(2)の ω = 2π/T r = lsinθ の二つを代入すると Fsinθ=mlsinθ×(2π/T)^2 となります. 両辺sinθで割って, F=ml×(2π/T)^2 わからないところがあったらまた聞いてください.
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- BLUEPIXY
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その、プリント(糸の長さ:lと半径:rとがなぜ等しくないのか)よくわかりませんが、 速度vで等速円運動している物体があるとして、 ごく短い時間Δtの時間の間に、角度がθだけ変化した時の速さをvsinθ(極小さい角度だからこれで近似できる)とすると (vsinθ)/Δt で単位時間あたりの速さの変化(加速度)を求めることができる。 ところで、 θ=単位時間に移動した距離/r(ラディアン) であり Δt=単位時間に移動した距離/v だから Δt=rθ/v これを加速度の式に当てはめると α=(vsinθ)/(rθ/v) =vvsinθ/(rθ) ところで、 v=2πr/T(円周とそれを回るのに要する時間の比) だから α={(2πr/T)(2πr/T)/r}{sinθ/θ} ={r(2π/T)(2π/T)}{sinθ/θ} ココで、θを0に近づけると {sinθ/θ}は1になるから α=r(2π/T)(2π/T) 加速度:αと質量:mが解っているときその力fは f=mαだから f=mr(2π/T)(2π/T)
お礼
長々とご説明、ありがとうございました!!
- sode85
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こんにちわ。 Fsinθ=mlsinθ×(2π/T)^2 というのは結局、運動方程式です。 Fが張力なのでFsinθは張力の水平成分です。 mは当然、物体の質量です。 問題は加速度aがなぜlsinθ×(2π/T)^2になるかです。 これはω=2π/T=√a/rという等式から導けるでしょう。
お礼
回答ありがとうございました!!
お礼
こんなにご丁寧にありがとうございます!! おかげで分からなかったところを理解する事が出来ました☆