- 締切済み
等速円運動の問題
等速円運動の問題に関する質問です。 等速円運動の周期Tの2乗と半径rとが比例関係にある 周期Tの-2乗と向心力Fが比例関係にある 周期Tの2乗と物体の質量mが比例関係にある この時向心力Fは物体の質量m,半径r,周期Tとどのような関係にあるといえるか。 という問題です。 おそらくF=mr(2π/T)2乗のことだと思うのですが導き方がわかりません。 どうかよろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Quarks
- ベストアンサー率78% (248/317)
言葉で書かれた内容を数式の言葉に翻訳するわけですね。 或る程度は恣意的に"変形"してやるのです。結論を予測しておき、それを導いてやれば良いわけですね。 円運動の向心力 F は F=mrω^2 です。 ω=2π/T ですから F=(4π^2)mr/(T^2) ですね。 いま、F、rを固定してみると r/(T^2)=一定 式(ア) つまり rはT^2に比例すると言えます。 「周期Tの2乗と半径rとが比例関係にある」という条件のことですね。 式(ア)の右辺の定数の次元は [L][T^(-2)]であることは記憶しておきましょう。 同様に、F、mを固定すると m/(T^2)=一定 式(イ) つまり mはT^2に比例します。 「周期Tの2乗と物体の質量mが比例関係にある」のことです。 (イ)の定数の次元は [M][T^(-2)]です。 m、rを固定すると F・(T^2)=一定 式(ウ) つまりFはT^2に反比例します。 「周期Tの-2乗と向心力Fが比例関係にある」のことです。 (ウ)の定数の次元は [M][L][T^(-2)][T^(2)]=[M][L]です※。 ※力の次元は[M][L][T^(-2)]でした。 さあ、方針は定まりましたから、問題に即して、関係式を作って行きましょう。 (1)等速円運動の周期Tの2乗と半径rとが比例関係にある 比例するなら、どちらかに適当な比例定数を掛ければ=で結べるので T^2=k・r 式(a) kは適当な比例定数で、その次元は[T^2][L^(-1)] (2)周期Tの-2乗と向心力Fが比例関係にある F=k'・(1/(T^2)) 式(b) k'の次元は[M][L]です。 (3)周期Tの2乗と物体の質量mが比例関係にある T^2=k"・m 式(c) K"の次元は[T^2][M^(-1)]です。 (a)(c)のk,k"の次元から (1/k)・(1/k")の次元は [M][L]/[T^(-4)]で、これは(k'の次元)/[T^(-4)]の次元に等しいわけです。 以上のことから、次元の等しさを考慮して (1/k)・(1/k")=(r/(T^2))・(m/(T^2)) と k'/{T^(-4)}=F・(T^2)・(T^(-4))=F・(1/(T^2)) とは 次元が一致しているので、適当な次元の無い定数Kを用いて F・(1/(T^2))=K・(r/(T^2))・(m/(T^2)) と書けるはずです。 整理すると F=K・(mr/(T^2)) となり、Fはmr/(T^2)に比例することがわかりました。
- gohtraw
- ベストアンサー率54% (1630/2965)