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松尾芭蕉の傘(からかさ)におしわけ
天声人語で芭蕉の「傘(からかさ)に押わけみたる柳かな」ってあったんですが、「押わけ」ってワープロで出ないんです。「押分」「押分け」「押し分け」「おしわけ」がでます。 芭蕉で検索すると、各ホームページはもちろん、歌碑でも「おし分け」とか「押分け」とかいろいろあるんです。 こういうのって芭蕉が作ったときに書いた文字があるとおもうんですが、どれが正しいのですか。また、文字の使い方にも作者の意図があるとおもうのですが、それを勝手に変えていいものなんでしょうか。
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松尾芭蕉の時代の俳句は今と違い、耳で聞く俳句がメインで、書くのがメインではありません。 したがってどう書くのかは、今より重要視されていませんでした。 それで芭蕉も書くたびに微妙に言葉を変えたりしています。 自分では覚えていたつもりでも実は違ったということもあるでしょう。 また芭蕉は推敲好きですので、あとで書くときには前と違っていることはしばしばでした。 というわけで同じ俳句でも、微妙に違う真筆が沢山残されています。 岩波文庫の芭蕉俳句集を覗いてみると納得いかれると思います。
お礼
ありがとうございました。どれも間違いではないということですね。すっきりしました。