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松尾芭蕉の俳句
松尾芭蕉の「野ざらし紀行」出立の俳句と「笈の小文」出立の俳句の違いが全くわからないので教えてください。お願いします。
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回答No.1
旅人と我名よばれん初しぐれ(笈の小文) 野ざらしを心に風のしむ身かな(野ざらし紀行) この二句の心境の差ですよね。これは簡単に答えられる問題ではありません。参考までに次のサイトをご覧下さい。一つの考え方が書かれています。 『野ざらし紀行』における句「野ざらしを心に風のしむ身かな」と比較した時、その精神的余裕は大変な相違である。『野ざらし』の頃と比べて芭蕉は既に十分有名であったし、これから先の伊賀までの旅路には多くの蕉門の弟子たちが師の訪れるのを手ぐすね引いて待っている。 「時雨」は、「定めなきもの」の象徴としてここに提出されているが、悲壮感はない。むしろ、この旅は、「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、・・・」尊敬する旅人達と自分との対比を意識するぐらいの心境ではないか。 http://apricot.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/oinokobumi/oino02.htm#ku