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「いっこうに」と「全く」の使用法について
「いっこうに」と「全く」の使用法に違いはありますか。 例 (1)いっこうに売れていない (2)全く売れない (1)は間違えという意見もありますがどうも納得いきません。教えてください。
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「一向に」も「全く」も否定表現で強く打ち消すことを表す語ですが、 使用法に以下の違いがあります。 ●「全く」は打ち消しを強調する意味で広くもちいられます。 肯定文でも使ってもいい。 =「全然」(こちらの方が砕けた言い方) ●「一向に」は変化しない様子を表します。 そこから事態が進展したり、進行したりする文脈でよくもちいられます。 書き言葉的で、あらたまった挨拶や公的発言によくもちいられます。 =「少しも」 「全く」と「一向に」の使用例です。 ・話が(全く・一向に)わからない。 ・春になっても(全く・一向に)暖かくならない。 ・彼のジョークは(全く・一向に)おかしくない。 ・失敗ばかりで(全く)ダメだった。 類語には「さっぱり」「まるきり」「まるで」などがあります。 例(1)は「売れていない」自体にに「変化しない」という意味が含まれるので、 「一向に売れない。」の方が重複がなくてよいと思います。
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- tyuuta
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「まったく」 1 完全にその状態になっているさま。すっかり。「―新しい企画」「回復の希望は―絶たれた」 2 打消しの語を伴って、完全な否定の意を表す。決して。全然。「彼は事件とは―関係がない」「―話にならない」 3 ある事実・判断を強調する気持ちを表す。本当に。実に。「今日は―寒い」「―けしからん話だ」「―君の言う通りだよ」 いっ‐こう〔‐カウ〕【一向】 -------------------------------------------------------------------------------- [名]「一向宗(いつこうしゆう)」の略。 [副](「一向に」の形で用いる) 1 全然。まったく。「何を言われても―に動じない」 2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「―に存じません」「服装には―に構わない」 3 ひたすら。いちずに。 「その儀では候はず、―御一家の御上とこそ承り候へ」〈平家・二〉 4 いっそのこと。むしろ。 「さもなくば―に時宗が首討って」〈浄・大磯虎〉 上記の用法ならば意味は同じです。ただニュアンスが異なると思います。「全く」は100%ということなので 打ち消しの語がある場合は、「100%ないと言う状態」 だけを表わします。 対して「いっこうに」は100%というニュアンスもありえますが、加えて時間軸があると思われます。 例文でいくと英語で言う「現在完了」 つまり「過去のある一点から現在までの間に」と言うニュアンスが含まれていると思います。 ちなみに「いっこうに」の意味に3 ある事実・判断を強調する気持ちを表す。というのはありませんので全く同じと言うわけではありません
お礼
ありがとうございました。
- mayuring
- ベストアンサー率22% (16/71)
基本的には同じではないかと思います。 ただ、ニュアンス的に「いっこうに」は「~~される様子がない」という意味の文とくっつけることが多いような。 例)いっこうに売れる様子がない といったようにですね。 過去形や現在形とくっつけているのには若干違和感を感じますね。 例)いっこうに売れていない いっこうに売れなかった あくまで私の感性なので正解ではないでしょうけれど・・・参考までに・・・^^;
お礼
うーんなるほど。 どうもありがとうございました。
- higejii3
- ベストアンサー率27% (159/568)
専門家ではないので、あまり自信は有りませんが「いっこうに」は時間の概念が含まれるのではないのかな。 要するに「いつまで経っても」と云う意味。 「まったく」のほうは、数量の意味が含まれるのでは?
お礼
どうもありがとうございました。
- hijyousyudan
- ベストアンサー率12% (342/2653)
「一向(いっこう)」 全然。まったくと同じ意味です。 ちなみに(1)の例文は、 「いっこうに売れる気配が無い。」 という書き方のほうがいいと思います。
お礼
うーんなるほど。 どうもありがとうございました。
お礼
どうもありがとうございました。