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家電製品などの特許について
家電製品などは特許をとっているのに何でどのメーカーも同じような時期に似たような製品を出せるのでしょうか。 確か特許の切れる期限は20年でしたよね。なのに1年かそこらで似たような製品が出るのはなにかあるのでしょうか。
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特許を持っているメーカーが、他社に使用を許さなければ、そのメーカーだけが1つの商品を作ることができ大もうけできるのに、何故1年くらいで他社に特許使用を許すのだろう?という疑問かと思います。 1.他社に製造させないと、1社だけ孤立する ちょっと前のビデオ(VHSとβ)、今の次世代DVD(ブルーレイとHD)等を考えると良いかも。 VHSビデオだと、ビクターが特許押さえてます。でもライバルがβのソニーで、双方の方式で争っていました。こんな時は自分1社だけだと競争に不利です。 そこで他の会社を味方にして、自社方式を優勢にしたいと思うわけです。 味方にするためには、VHSを製造してもいいですと味方の会社に使用許可を出します。そのかわり特許料をいただくということです。 2.クロスライセンス 製品は1つの特許だけでなりたっているわけではありません。キーになる重要特許をA社が押さえたとして、それに関連した特許をB社ががたくさん取った場合どうでしょう。 A社は重要部分だけは作れますが、関連部分はB社の特許がありB社許可無しには作れません。B社も事情は同じでA社許可なければ製品は作れません。 このような場合、a社とB社で各々持っている特許をお互いに使用可能とすれば、お互いの利益になります。 これがクロスライセンスです。 以上のような事情で特許ない他社でも同じような製品を製造できるのです。
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- nanagananako
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ライセンス(実施許諾契約)ですね。 その中でもクロスライセンスといって、単純にいえば、私のところのこの特許を使っても良いからあなたのところのその特許を使わせて下さいって感じの契約です。 相手の優れた特許に対してクロスライセンスを可能とするためにも、自分のところで優れた特許を所有することは非常に重要となります。
1.特許に触れないように、なおかつ同じ機能を実現できる仕組みを使って製品化する とか 2.相手の企業とクロスライセンス契約を結んで、特許の相互利用を可能にしている とか 3.特許の使用料を払って使用したり、OME生産などを活用している などが考えられます。