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教えてください。よろしくお願いいたします。

先年、あるところで、「うそも方便」ということばについてどう思うか、という調査をした。..ところが、結果はこの予想をまったくくつがえした逆のものであった。若い人、ことに二十歳前後の人たちが男女共に最も多く、七〇パーセント前後の人が「うそも方便」を肯定した。そして、年齢が高くなるにつれて、この数がへっていって、六十歳を越える年齢層では、その半分くらいしか認めない。つまり、本当のことを言わなくてはいけない、と答えたのである。年配者の方が道徳的に建前の答えをし、若い人たちが現実的な本音で答えたのかもしれないが、別の考え方もできる。 質問(1)「年配者の方が道徳的に建前の答えをし」ここの「道徳的に」の意味は何ですか。 質問(2)「別の考え方もできる」何の考え方ですか。ここの「できる」は解釈できるという意味ですか。 以上は意味が分からないのですが、日本人の方に教えてほしいです。よろしくお願いいたします。

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  • dokokani
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回答No.2

昔の日本人の道徳を紹介します。長いですが日本語をまなんでいらっしゃるようなので。 武士道精神の中に、 「仁、義、礼、智、信」の5常の徳、と「忠」「孝」を合わせた7つの徳、つまり「人にはやさしくあれ」「正直であれ」「嘘をつくな」「約束を守れ」「弱い者をいじめるな」「卑怯なことをするな」「誠意を尽くせ」「親孝行をしろ」といったことで、これらの思いを「良心」という 教育勅語 十二の徳目 孝行(こうこう) 親に孝養をつくしましょう 友愛(ゆうあい) 兄弟・姉妹は仲良くしましょう 夫婦(ふうふ)の和(わ) 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう 朋友(ほうゆう)の信(しん) 友だちはお互いに信じあって付き合いましょう 謙遜(けんそん) 自分の言動をつつしみましょう 博愛(はくあい) 広く全ての人に愛の手をさしのべましょう 修学(しゅうがく)習業(しゅうぎょう) 勉学に励み職業を身につけましょう 智能(ちのう)啓発(けいはつ) 知識を養い才能を伸ばしましょう 徳器(とくき)成就(じょうじゅ) 人格の向上につとめましょう 公益(こうえき)世務(せいむ) 広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう 遵法(じゅんぽう) 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう 義勇(ぎゆう) 正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう 古い時代の道徳です。 教育勅語は昭和23年に廃止されました。 武士道精神はもっと古いものです。 昔の人は、「うそ」や「卑怯なことはするな」、と今より教えられる機会が多かったのではないか、と思います。 こういう道徳的な背景があると思います。 従って昔の人の道徳は、「うそはいけないもの」という気持ちが強いと思います。 さて、「年配者の方が道徳的に建前の答えをし、若い人たちが現実的な本音で答えたのかもしれないが」を言い換えてみます。 「年配者の方が教えられた道徳に従って、うそはついてはいけないという建前の気持ちから答え」 となります。 「別の考え方もできる。」は 「別の考え方で解釈することも可能である」 となります。 「別の考え方」を推測します。 六十歳を越えた人たちは、「うそは方便」という言葉を、否定的に捉える、つまり、「方便といっても、やはりうそは簡単についてはいけないものだ」と本気で考えている人が多いのではないか、とも考えられる。  

aifen
質問者

お礼

いろいろ教えていただきましてどうもありがとうございました。助かりました。ご解釈はたいへん詳しいです。日本語を勉強している私にとってはほんとうにいい勉強になりました。ほんとうにありがとうございました。感謝の気持ちはいっぱいです。これからもっとがんばって勉強しますよ。

その他の回答 (1)

回答No.1

僕は専門家ではありませんが…。 (1)人間社会のルールとして、嘘(うそ)そのものがいけないということが考えられます。嘘は、本来相手をだましたり、自分の言い訳に使われるものなので。 (2)ある一定の年齢以上の人は、建前で答えただけでなく「嘘も方便」に対して今の若者とは違った印象を持っているかもしれないと解釈出来るということでしょう。 仮に嘘をついて相手を良い方向に導くことがすばらしいことだとするならば、本来は「嘘は方便」となるはずですが、嘘「も」方便となっているのは、本来は嘘というものが良くないという意味が込められており、本来は決して良い意味で使われていたのではないと推測できます。

aifen
質問者

お礼

早いご回答どうもありがとうございました。いい勉強になりました。助かりました。

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