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スメタナの最期
「モルダウ」で有名なスメタナは精神病院で発狂して真冬の川に飛び込んで凍死、と何かの本で読んだ気がするのですが、記憶があやふやです。 正確な情報を求む!
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こんにちは。 スメタナが晩年に精神障害を患って精神病院に入院していたことは事実です。しかし,真冬の川に飛び込んで自殺,というところは私は聞いたことがありません。また,#1さん(がご紹介のURL)が触れている梅毒についても,確証があるわけではないと思います。 いったん話がそれますが,スメタナの晩年は,聴力を完全に失っていました。これは事実です。耳が聴こえない作曲家というとベートーヴェンが圧倒的に有名ですが,スメタナはそれよりも重度の聴覚障害があったようです(ちなみに,「モルダウ」を含む連作交響詩「わが祖国」は,聴力をまったく失った時期に書かれたものです)。 精神障害や聴覚障害というのが重症の梅毒患者に現れる症状であることから,梅毒説というのも成り立つようですが,事実関係については私の知る限り不明です。また,他の作曲家についても,梅毒などによる脳障害と芸術家の創作活動の関係が論じられる事がありますが,確かに知的好奇心をくすぐられる題材ですが,作品の本質とはあまり関係ない話だと思うので,私はそれほど気にしていません。 以上,あやふやな回答ですが,申し上げられるのはこのあたりまでだと思います。ご参考になれば幸いです。
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- sunasearch
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スメタナが亡くなったのはその十年後の1884年。死因はメニエール病と診断された。 ところが、真相は違っていた。彼は1874年頃に梅毒にかかっていたのである。 ある医師が遺体を解剖したところ、脳の萎縮や聴神経の消失などの症状が見られた。 医師は結論として、死因を梅毒による進行性麻痺と診断したが、彼は民族の名誉を汚す者として医師会から叱責されたという。その後、1963年にスメタナの日記などが調査され、彼が梅毒患者であったことがほぼ確定した。