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メラニン色素の化学式

化粧メーカーで研究をしている連れから、現在メラニンの化学式は解明されて いないと聞きました。人の遺伝子の内容が解明されつつある現在、素人 にはちょっと信じられない話なのですが、化学式を調べるのってそんなに 難しいことなのでしょうか? そもそも物質の化学式ってどのようにして解析されるのですか?

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  • nadachi
  • ベストアンサー率33% (2/6)
回答No.1

メラニン色素の化学式が解明されていないというのがどこまでのことを表現しているのかわかりませんので、まず化学式について説明しましょう。 化学式とは原子記号を用いて物質を表示する式の総称です。総称には実験式・分子式・示性式・構造式などが含まれます。化学式が解明されていないという表現には 1.どのような組成で出来ているのか判らない 2.組成はわかっているのだが、壊れやすくて構造まではわかっていない などのいろいろな状態があります。 化学式を調べる方法は沢山ありますが、一番標準的な方法は 1.目的の物質を純粋なものに分離する 2.分離したものを解析する という手順を踏みます。 純粋に分離するというのは結構(相当?)難しいことで、分離の最中に組成が変わってしまっては意味が無いために、目標物資の性質(アルカリ可溶?親水性?など)や反応経路をしっかり考察しながら、解析するに足る量を得ることが必要です。 次に解析ですが、IR分析、NMR分析、MSスペクトル、各種クロマトグラフィなど目的に応じて実に多用です。これらに共通して言えることは、目的の物質の個々のパーツを特定しながら、全体像をパズルの様に構成することです。 文字数の都合からあまり詳しいことがかけませんでしたが、上記の流れが化学式解析の基本的な流れです。 参考までにメラニン色素(髪の毛の中では顆粒で存在)の出来方について記述したPageを 見つけましたので下記に示しておきます。

参考URL:
http://www.ne.jp/asahi/date/osaka/hair/hair07.htm
j0ta
質問者

補足

とても参考になりました。ありがとうございます! 質問の内容が少しあいまいでしたね。私は化学式=構造式と単純に考えて いましたが、連れがどれをイメージしていたかは不明です。 話は変わりますが参考資料のURL,とても面白いですね。実は www.ne.jp ドメインなのですね。

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