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平安時代の皇族
こんにちは。 私は趣味で小説を書いているのですが、ふと気になったので質問させてください。 帝と東宮を除く皇子・皇女はどこで暮らしているのでしょうか? 中務卿宮など役職を与えられている方は自分の邸で暮らしていると思うのですが、それ以外の方はどこで暮らしているのでしょうか? 漠然とした質問ですが、よろしくお願いします。 また宮中についての詳しいサイトがありましたら教えてください。
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例えば 醍醐天皇皇女勤子・雅子両内親王は実母源周子の邸宅西宮に兄弟の源高明とともにすみ、夫の藤原師輔をむかえています。 一方同じ醍醐天皇皇女で皇后穏子の娘であった康子内親王は母后とともに梨壺にすみ、両親崩御後も弟の村上天皇の時代にもそのまますみ続け師輔を迎えています。 穏子は村上天皇の実母としてかなりの勢力を持っており、その穏子の唯一の娘として内裏内に住み続けていたと思います。また、穏子崩御後も一品宮・准三宮として後宮の主としていたので例外なのかもしれません。
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- mimirin1110
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親王、内親王の待遇についてはさまざまなのですが、例えば皇女などは斎院・斎宮などに任命されることが多いので、賀茂や伊勢に赴いて潔斎し神に仕えることとなります。また法親王はその名のとおり出家した親王であるので、寺院で過ごすこととなります。 資料を見ていると、やはり多くは母の里第で生活することが多いようです。
お礼
回答ありがとうございます。 斎宮や法親王は私も文献で読んだことがあります。 親王(内親王)宣下を受けただけの方はやはり母親の実家で暮らすみたいですね。 もっとも、そのような方は珍しいようですが…。 どうもありがとうございました。
- pyon1956
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年齢にもよるのでは?成人前は宮中、母親の元で養育される。 成人後は臣籍に下されるか(源氏とか)あるいは宮家として一家を構えるか。ただしこの場合もそのまま何代か経つとやはり源氏とか平氏とかになったりします。当然ながら成人後に宮中で暮らすのは天皇本人と東宮、それにその家族ぐらいではないでしょうか。あとは邸を与えられるんだと思います。源氏物語あたりからの憶測で史料を確かめてませんので自身は全くありませんが。
お礼
回答ありがとうございます。 皇子(男宮)が元服前に後見人のもとで暮らす、または宮中の母親のもとで暮らすというのは聞いたことがあります。 ただ皇女(女宮)についての記述があまりなく…私の探し方が悪いだけなのでしょうが、裳着後はどこで暮らしているのかが分からなくて…。 先帝の皇女とかだと母親と一緒に内裏の外の邸で暮らしていると思うのですが、今上帝の皇女の場合はどうなるのでしょうか? 物語などを読んでいても登場するのは先帝の皇女だったり、今上帝の皇女であっても裳着と同時に降嫁だったりというストーリーが多いので、降嫁しない場合の皇女の暮らす場所というのが分からないんです。 お礼なのにお礼らしくなくて申し訳ありませんが、もしよければ回答を寄せていただければと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 あまり例がないにせよ、皇女がいわゆる後宮で暮らすということはありえるのですね。 とても参考になりました。 また具体的に人名を挙げていただいたおかげで文献を調べるのに役に立ちました。 どうもありがとうございました。