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血液はなぜ流れるか

あまりにも基本的すぎてお訊ねするのも恥ずかしいですが、、、。 血液はなぜ体のすみずみまで流れることができるのでしょうか。 心臓で押し出したときの力が、波が伝わるように、そのまま伝わってまた心臓まで戻れるものでしょうか? 心臓ってそれほど強力なポンプなのかなあとふと疑問に思いまして。 血管には逆流しないように弁があると(聞いたと)思いますが、蠕動運動みたいなことをするんでしたっけ?  ホースで水を吸い上げるのは大変だけど、細いストローだとちょっとの力で吸い上げられる。血管は細いから心臓でぐっと押し出せば十分なのかな? とも思いますが、重力に反して流すのは大変な力が要るような気もします。でも頭にはそうとう大量の血液が流れてるはずですよね。 すみませんが、どなたか教えて下さい。

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  • TCA
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回答No.1

血管は動脈も静脈も内膜・中膜・外膜の三層からなっていますが、中膜は弾性の強い繊維質で構成されています。動脈は中膜が厚く、また動脈のまわりを覆う平滑筋で圧力をかけているため、心臓の拍動により生じた圧力を維持できるのです。 動脈を流れて末端まで来た血液は毛細血管に入り、酸素や栄養分を末梢組織に供給する一方、組織から出る二酸化炭素や老廃物を回収して静脈に入ります。静脈は中膜が薄く平滑筋もありません。このため、静脈には逆流防止のための弁がありますが、蠕動運動をするわけではなく逆流しそうになると閉じて流れを止める働きがあります。正常な流れに戻れば弁はまた開きます。 重力に逆らって血液を流す圧力は相当なものです。特に首の長いキリンはかなり高血圧だそうです。頭を上げ下げしたりしたときに生じる血圧の変化を緩衝するため、キリンは後頭部にワンダーネットと呼ばれる毛細血管網を持っています。

noname#84897
質問者

お礼

わかりやすく教えていただいてありがとうございます。質問してよかったです! >動脈のまわりを覆う平滑筋で圧力をかけている うんと簡単に言うと、ホースの先っぽを押さえて水圧を高くするみたいに、血管を押さえつけてしごいてるみたいな感じでしょうか? つくづく人間の身体ってよくできてるなあと思います。 キリンは首もだけど足も無駄に(?)長いから循環させるのが大変そうですね。

その他の回答 (2)

  • TCA
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回答No.3

血管を細くして圧力を上げるイメージで合っていると思います。 興奮すると血圧が上がりますが、これはアドレナリンの作用で心拍数が増加すると同時に、平滑筋が血管全体を締めることによります。 あと、ワンダーネットは残念ながらヒトにはありません。キリンのほかには、オカピが持っているそうです。

noname#84897
質問者

お礼

わー、そうなんですか! 面白いですね! アドレナリンが分泌されることは知っていても、それが具体的にどう働くのか、ちゃんと考えたこともなかったので、とても面白く感じます。 オカピは一度だけ見たことあります。首も長くないのに(体型はお尻の大きいシマウマって感じ?)不思議ですね。 昨日より賢くなれて嬉しいです。またいろいろ教えて下さい。 ありがとうございました。

  • husband
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回答No.2

下記のサイトから引用しますが、血圧が120mmHgというのは 水を1560mm(1m56cm)の高さまで噴き上げる勢いがある ということです 結構パワフルです http://www.sankei-kurashi.com/health/0502.html 隅々まで行き渡った血液は静脈に戻りますが 静脈弁は重力などで血液が逆流するのを防ぎます 心臓に戻すためのポンプ作用は周囲の筋肉が担っています http://www.sanoikawadani.gr.jp/jyoumyaku.htm

noname#84897
質問者

お礼

お答えいただいてどうもありがとうございました。 自分の身体のことなのに知らないことがいっぱいだなあと思います。 心臓も、すごい力なんですね。(脂肪をつけないようにしないと。笑)動脈を切ると天井まで血しぶきが上がるという描写が、あながち大げさではないのだとわかりました。数字が入ると納得しやすいですね。 ふくらはぎの筋肉が大事なのは考えたことありませんでしたが、エコノミークラス症候群というのはまさにここに血栓(静脈瘤)ができるんでしたよね。適度な運動(特に歩行)が大切なことよくわかり、とても勉強になりました。

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