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中央アジアには何故 -stanのつく国が多いのか。
中央アジアにはPakistanとかKyrgyztanとか-stanのつく国がなぜたくさんあるのでしょう。意味はペルシャ語の「国または地方」との意ときくが、また本家本元は何故Iranistanとなってないのでしょうか。
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NO4を書いた者です。 クルド人地区だけが、イランの西にあっても、クルディスタンと呼ばれるのか疑問に思い、調べてみました。 すると、このクルド人は、イラン系メディア人の子孫である事が判明し、話す言葉は、ペルシャ語系のメディア語に由来する言語だそうです。 メディア人は、現在のペルシャ人がイランに進出る以前に、イランから中央アジアに広大なメディア王国をつくっていました。 メディア人とペルシャ人は、スペイン人とイタリア人のように、とても近い関係の別民族です。 ペルシャ人の進出により、メディア人は、西にクルド人、東にソグド人と分けられました。 このような事から考えますと、「・・スタン」は、古代ペルシャ語か、メディア語に由来する言葉と推測されます。 イランで、イラニスタンとかペルシャニスタンと言わない事から、純粋なペルシャ語とも思えませんし、トルコ、アゼルバイジャン、アブハジアなどトルコ系国家でも使われていない事からみまして、単純にペルシャ語、とかトルコ語と言うのには、疑問があります。 (トルコ人の地というトルキスタンは有りますが、東トルキスタンは、現在のウイグル自治区、西トルキスタンは、サマルカンドやタシケント周辺をさし、現在のトルコではありません)
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- nakajini
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中央アジアの民族を大きく分けるとトルコ系とペルシャ系となり、これら地域の南にアラブがあって、それにインドも加えてこれらが民族・言語・宗教・文化が混ざり合っています。なかでもペルシャがこの地域での最初の覇者となり、いまだにイランは文化国家を自認しています。その影響はいまだに続いていますが、次にオスマントルコがこの一帯の覇者となるわけです。(こう書くと簡単すぎますが・・・)大雑把に見てまずイラン続いてトルコの影響が強く見て取れます。今現在を断片的に捉えると全体としては混在しているのですが。 視点を東アジアに移すと、日本は中国の影響をもろに受けてきましたし今でも私たちの日常のいたるところにその痕跡を見て取れます。しかし幕末・明治維新で日本は一気に近代を向かえ東アジアの中核となります。そのときに入ってきた新しい思想・科学・風習などに対して日本は次々と新しい造語を作ってきました。哲学・経済・科学・国家、これらの言葉は日本でできて中国に逆輸入されました。一方、昔からあるものは漢語として中国からやってきて使われ続けています。つまりどこが起源というよりも、その時代の言葉がそのまま後世にも引き継がれていくのではないでしょうか?国家・地方といった古い概念はペルシャ時代のものを受け継いでき続けているのでそのまま‘-stan’となっているのでは・・・と推測しました。 イラン自らをペルシャの現地語読みのファルシーと言ってるようですよ。 ちなみに貨幣経済の殆ど発達していなかった東アフリカにやってきたイギリス人の経済担当だったインド人の使うヒンディー語が、現在のスワヒリ語のなかの経済用語になっています。例えばパイサ(銭)、ウチュミ(経済)などなど このような観点から考えてみました
お礼
うーん。そうですね。名前をつけたというとり、単に受け継いできたのでしょうかね。
- asdc
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#5です。スタンはペルシャ語起源のトルコ語だそうです。下のURLの下半分に面白いことが書いてありました。
- asdc
- ベストアンサー率20% (31/152)
キルギスタンは93年5月に正式名称をキルギスに変更しています。ほかの中央アジアの国々と同じで「国、地方」という意味で使っていたのでしょうが、なぜペルシャ語なんでしょうね…かなり勝手な私見ですが、旧ソ連から独立するときにアフガニスタンやパキスタンのスタンを真似たのかなと思ってました。 ただパキスタンの国名の由来は国内の5地域の頭文字(パンジャブの P、アフガンの A、カシミールの K、シンドの S、バルチスタンの STAN)を取ったものです。バルチスタンはちょうどイランと接している地域なので、スタンという語がつくのも不思議でないと思います。 イラニスタンでない理由は分かりません。またまた私見ですが、ただつけなかっただけだと思いますが。 アフガニスタンではペルシャ語が公用語なのでこれも特に不思議ではないですね。 不完全な回答ではありますが参考になれば幸いです。
- nacam
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これは、推測ですが、・・・スタンの語源が、ペルシャ語でないためではないかと思います。 ・・スタンという国や地域は、ほとんどイランの東にあります。(クルディスタンは西ですが) イラン(ペルシャ)の西にあった国か民族の言語だったのが、ペルシャ語に取り込まれたのではないかと思われます。 現在「・・スタン」という国、地域は、 アフガニスタン、バルチスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、カザフスタン、タタルスタン、トルキスタンなどがあります。 この地に現在住んでいるのは、トルコ系民族ですが、イランの西のトルコ系民族の住む国、トルコ、アゼルバイジャンなどには、見られない事から、トルコ系言語でもなさそうです。 であるとすれば、トルコ族が、中央アジアに進出してくる前の民族の言語だとも考えられます。 トルコ民族が、中央アジアに進出してくる以前中央アジアで有力だった民族は、ソグド人です。 ソグド人は、現在の中国西部からイラン周辺までの間に住み、シルクロード交易で繁栄していました。 ソグド人の居住範囲が、「・・スタン」の地域とほぼ一致します。(クルディスタンは一致しませんが) よって、「・・スタン」の言語は、ソグド語であったと推測します。 よって、イランで、イラニスタンとか、ペルシャニスタンとはならないのだと思います。 ソグト語も、インド=ヨーロッパ語族の中の東方系の言語(他にヒンディー語、ウルドゥー語、ペルシャ語などあり)で、ペルシャ語とわりと近い言語です。 あくまでこれは、分布からみた推測です。
- kappa_neko
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#2です。 ごめんなさい、ちゃんと質問を読んでいませんでした。 無視してください。
- kappa_neko
- ベストアンサー率50% (14/28)
googleで調べてみました。 キーワードは「国 スタン 語尾」 stanは、色々な言語で「国、地方」という意味らしいです。
- Zizania
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お礼
ソグド人とかメディア人というのは初めてしりました。Stanは純粋なペルシャ語ではないのですね。大変参考になりました。