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元日とはなぜ今の日に定められたのでしょう?
現在の新グレゴリオ暦(?)における「元日」の起源がわからなくて困っています。 暦の中にある「何かの日」は、必ず、天文学的に根拠があるか、根拠がある日から相対的な位置に定められているようです。 前者の例は希ながら夏至・冬至(太陽の高度で決まる)などがあり、殆どは後者でこどもの日(元日から4月4日後)などがあるようです。 ところが、元日だけはいくら調べても根拠が見つかりません。 何ゆえにこんな冬の何気ない日をもって年を区切るのかサッパリ分かりません。 昔カエサルが決めたとかいろいろ怪しげな噂も聞きますが、仮にそうであったとしてもではなぜカエサルがこの日を持って元日と為したのか?が疑問なのです。 全く答えが見つかりません。 もう長いこと調べていますがどうしても分かりません。気象庁に聞けばよいのでしょうか?? ご存じの方がいらっしゃいましたらぜひともご教授下さい。 念のため確認しておきますが、この質問の趣旨は「元日が何故に1年のこの日なのか?」であって、誰が決めたとかナニ歴だからどうとかそう言うことではありません。 例えば、「この日に地球と太陽が毎年最遠点に位置するからそれを区切りとし元日と定めた」とか、そういう回答を求めています。 よろしくお願いします。
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zawayoshiさんのお答えで充分かもしれませんが、私なりの答えがありますので、参考までにコメントします。 私も正月がなぜこの日なのかが疑問になり、調べてみましたが、決定的資料はまだ見つかっていません。しかし、状況証拠から次のような事情であったろうと想像しています。 春分の日が3月25日から3月21日にずれるように、古代の人にとって、閏年の計算は決して容易ではなかったはずです。クリスマスが古くは冬至のお祭りであったように、元旦も冬至のお祭りであったとしか言いようがありません。それが次第にずれてしまって今日の1月1日になったのだろうと思います。 冬至が1月1日であったのがユリウス暦の始まりの時だったのか、それともそれ以前であったかはわかりません。今日のグレゴリオ暦は西暦300年頃の公会議に合わせて固定されましたので、ユリウス暦の始まりから公会議までの350年ほどで、1月1日から12月22日まで約9日間もずれたとすると、これではずれ過ぎになります。それで、いつを基準に1月1日が決まったかは未解明の問題として残るのですが、クリスマスと同方向へずれていますので、正月が冬至の名残であることは間違いないでしょう。 纏めますと、かつて1月1日が冬至であった時があると言うことです。 それがいつのことなのかはさらに研究が必要です。
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- zawayoshi
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キリスト教会では「春分の日=3月21日」ということになり、そこからの逆算とのことです。 少なくとも 詳しくは↓をどうぞ…
お礼
すばらしい情報源を紹介していただきありがとうございます。 「ずれていく」というのは仮説として想像はしていたのですが、こうやって歴史的経緯を整理して聞くとよくわかりました。 太陽暦である以上、暦日と天体現象はどこかで一致するのかと(冬至を元日と定めるなど)勝手に想像していたのですが、実際にはずれが発生しても暦日を維持してそのままずれたままにするというのは、結構意外な感じでしたが、言われてみればナルホドです。 積年の悩みがだいぶ解消しました。 ありがとうございました。
お礼
なるほど! zawayoshiさんの御回答では春分が起点ということになっていてその後はよくわかるのですが、やはり「じゃあなぜ3/25なんて半端な日を春分にしたの?」という疑問は残っていました。 冬至が元日で、春分同様にずれたのだ、と考えれば、きわめて合理的に説明が付きますね。 春分に比べて観測もかなり容易ですし。 かなりしっくりきました。 ありがとうございます。