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G.H.ミードのシンボリック相互作用について
G.H.ミードのシンボリック相互作用について調べているのですが、この理論についての批評ってありますか? 今探しているのは 1)シンボリック相互作用の長所とはなにか? 2)この理論のリミットとは何か? です。よろしくおねがいします。
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卒業論文か、何かのレポートなのでしょうか? 思わず懐かしいと思い、書き込みをと思いました。ただし、あまり書くとsweetmilkchocoさんのためにもなりませんので、アドバイスを(^^) ミードは、ご存知の通り、論文は沢山書いていますが、シンボリック相互作用論に対する影響の大部分は、ミードの講義を聴講していた学生らの手による講義録やメモなどをまとめた出版物と、当時ミードに学んだ学生の一人であったH・G・ブルーマーによるミード解釈によって、体系化が図られています。つまり、ミードの論文を読むだけではなく、ブルーマーに関しても少し触れておく必要があると思われます。 ミードについては、数多くの書評はでているかと思いますが、下記の文献などは、目を通していますか?(作新学院大学の山尾先生のHPからのリストからです)ご存知であったらすみません。批評等は、下記リストをご参考にしてみてください。 http://www.sakushin-u.ac.jp/~yamao/study/data/meadlist.html ミードの研究の紹介 http://spartan.ac.brocku.ca/%7Elward/Mead/default.html また、下記の文献を参考にしてみるのも良いでしょう。下記の文献は、どちらかというと、方法論的な部分に重点が置かれていますが(^^; 方法論的な限界というところではということで・・・ 桑原 司 2000年 シンボリック相互作用論序説(1)--コミュニケーションの社会学理論 経済学論集,52,鹿児島大学経済学会 桑原 司 2000年 シンボリック相互作用論序説(2)--コミュニケーションの社会学理論 経済学論集,53,鹿児島大学経済学会 それから、個人的に一番、初心者にも分かりやすく解説してあるなぁという本が 梶田叡一(編) 1994年 自己意識心理学への招待―人とその理論 有斐閣ブックス この本の中にも、ミードの解説があります。上記は、私は学部生や、修士課程の学生で、この領域に関心がある学生に、最初に読ませる本です。 sweetmilkchocoさんが、現在、ミードの相互作用論について、どのくらい理解されており、また特にどのような所に疑問を感じ、その上で、長所や限界などを聞いておくとよいのかな? いずれにせよ、批評等に関しては、ご紹介させて頂いた著書や論文等をご覧下さい。そこから、ご自身が考える「シンボリック相互作用論」の長所や限界を見つけ出すことができるといいですね。
お礼
hirosan777さん、早速のお返事ありがとうございます。ミードについては最近文献を調べだしたところなので、まだまだ詳しいところはこれからです。アドバイス&いろいろなリンクも貼ってくださって本当に助かります! ありがとうございました:)