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上つ方の「つ」は?

「上つ方」という言葉には「身分の高い人々」という意味があるそうですが(広辞苑)、この「上つ方」の「つ」にはどのような意味があるのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ichao
  • ベストアンサー率52% (49/93)
回答No.3

「つ」は「奈良時代」に使われていた格助詞で、主に体言(名詞)について、連体修飾格を表します。 「~の」という意味になりますね。 「平安時代」になると、次第に使われ方が固定されてきて、複合名詞に変わってきました。現在まで残っているものもあります。 ・目つ毛(まつげ)→睫(まつげ) ・夕つ方(ゆうつかた) 同種の語に「な」があります。 ・水な門(みなと)→港 ・目な子(まなこ)→眼(まなこ) 参考 有名な古文の書き出しにも使われていますよ。 「あづま路の道の果てよりも、なほ奥つ方に生ひ出でたる人・・・」(「更級日記」菅原孝標女)

Dauphin
質問者

お礼

詳細な回答、ありがとうございました。 睫などが格助詞の「つ」と関係があったとは意外でした。大変参考になりました。

その他の回答 (2)

  • mondlicht
  • ベストアンサー率65% (23/35)
回答No.2

連体格の格助詞で、NO.1さんのおっしゃるとおり、「の」に直してみるとわかりやすいですね。 天つ神(=天の神)の「つ」と同じ使い方です。

Dauphin
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 国津神、天津神の「津」が格助詞の「つ」とは知りませんでした。 大変参考になりました。

noname#215107
noname#215107
回答No.1

「の」と置き換えると分かりやすいかも・・・ 「・・・に属する」とか、「・・・にある」と言う意味ですが、どちらかといえば、一言で言い表せる短い言葉にしか用いられません。 これに比べて、格助詞の「の」のほうは、柔軟性が高いです。

Dauphin
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 参考になりました。

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