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なぜこの訳になるのでしょうか?
こんばんは。長文問題集の訳でどうしてもわからない部分があるのです。 Because fortune-telling services are not expensive to provide and the credentials of would-be seers are not easy to check, the profession attracts more than its share of shady characters. 占い業は営むのに金がかからないし、占い師志望の人の適正は調べにくいので、この職業には必要以上に怪しい人たちが寄ってくる。 上の英文と訳は問題集のものと同一ではありませんが(そうでないと丸写しになってしまうので)文意は変わっていません。 僕がわからないのは上の訳の「この業界には必要以上に怪しい人たちが寄ってくる」という部分です。どうしてこのような訳になるのでしょうか?またこの部分の英文は文法的にどのように解釈できますか? お時間がある時で結構ですのでよろしくお願いします。
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もうすでに無用の回答かもしれませんが… どんな職業にも「まっとうに勤めて暮らしを立てている人」と、「まともにはやらずにうまい汁だけ吸ってやろうと考える人(アコギな奴、とでもしましょうか)」の2種類の人がいるはずです。ホスト然り、芸能プロデューサー然り、証券マンしかり、予備校の先生然り、占い師にもやはりそういう人種は寄って来る。ただ、占い師の場合は、そういう人種がほかの職業と比べて多くいる、とこの文の筆者は言っているようです。ここまではご理解いただいているでしょうか。 これを構造と照らし合わせたとき、"its share=the profession's share=the fortune telling service's share"の部分は「占い師という職業の取り分」と直訳できます。何の取り分なのか?それは、この世にいる「うまい汁だけすってやろう組(アコギな奴ら)」の人たちをそれぞれの職業に(仮に、ですよ)分配していったときに、「ホストには~%、証券マンには~%、占い師には~%くらいアコギな奴らがいるだろう」、という予想値みたいなものだとおもってください。それを便宜的に「取り分」といっているのです。 でも、占い師の場合、その予想というか推量をはるかに超える割合でアコギな奴らが多い。で、その理由は前文のとおり、「元手がかからず腕前の見分けがしづらいから」ということなのでしょう。 文法的にはattractsの目的語はmoreとits share of shady characters。thanは接続詞で目的語同士を結んでいます。moreはmore shady charactersの省略と考えるとわかりやすいでしょう。「占い師という職業の取り分よりも多くのあこぎな人々を寄せ付けるのだ。」となり、主客を逆転させて訳せば、「~より多くのあこぎな人たちが寄って来る。」となります。 以上、お役に立ちましたでしょうか。また何かありましたらどうぞ。
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「屋上屋を架す」ですが… the profession attracts more than its share of shady characters. という文をどう捉えたら一番わかりやすいか考えたのですが、骨格になっているのは、 the profession attracts shady characters. (この仕事はうさん臭い人々をひきつける) という文だと思います(characters=individualsと捉えます)。これに「たくさんの」を付けると、 the profession attracts a lot of shady characters. a lot の代わりにmore than its share を入れるともとの文になり、"more than its share"という量の胡散臭い人たちをひきつける意味となります。more はこの場合、名詞many, muchの比較級(名詞の比較級というと奇異に感じられるかもしれませんが下記の辞書ページを参照してください)で「より多くの人」。its share はthe profession's share で、No.3さんのご説明のとおりだと思います。どんな業界にも「それなりの数の」怪しい人たちはいる、ということが前提。英英でのshareの定義に"reasonable or appropriate portion"とあります。全体で「この仕事はそれが普通に抱えていて当然な数以上の"うさん臭い人々"をひきよせてしまう」となります。ご参考までに参照した辞書のページを引いておきます。 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=more&stype=0&dtype=1 http://encarta.msn.com/dictionary_/share.html http://encarta.msn.com/dictionary_/character.html ご掲載の訳で一つだけ気になったのは would-be ですが、ここでは「志望の」より「自称」といった感じではないかと思いました。
お礼
なるほど、"reasonable or appropriate portion"の意味が念頭にあれば、それにmoreがつくことによって「適切な割合以上に」つまり「必要以上に」という訳語も浮かびやすいですね。 moreに関する詳しい解説もありがとうございます。貼りつけていただいた辞書ページも参考にさせていただきますね。 ご回答ありがとうございました。
- UsadaYusuke
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the profession attracts more than its share of shady characters. の部分ですね。 まずこれはコンマの前の部分が無くても文法的に影響しないのでこの後半部だけで考えていいはずです。 popcorn_cinemaさんが、この文のどこに疑問を感じてるのかよく掴めないので普通の解説になりますが、、 * * * the profession 「(専門的な)職業」という意味の名詞ですがこれが主語になっています。 もちろんこれは「占い業」のことを言い換えている所です。 attracts 「惹きつける」という意味の動詞です。 原型は「attract」ですが、主語「the profession」が3人称単数ですので「s」がついています。 more than its share of 「share of..」には仕事や費用などの役割、分担といった意味があります。 「その役割以上に」と全体を修飾する意味の部分です。 ひょっとしてこの「of」の役割に迷われたのではないでしょうか。この場合は「share of」でまとまって意味を持ってます。 shady characters. これはattractsの目的語になっている部分です。 「shady」は「shade(影)」の形容詞化したもので、「影のついた、怪しい」などの意味です。 「characters」は「character」の複数形で「役柄、性格、個性」などいろんな意味がありますがここでは平たく「怪しい(性質を持った)人」くらいの意味でしょう。 * * * 以上直訳で、 「その職業は、その役割以上に、怪しい人たちを惹きつける」となります。
お礼
一つ一つ丁寧に説明して下さりありがとうございます。 僕がこの文の中でわからなかったのは、moreをどう処理したらいいのかということと、its share of shady charactersの訳でした。説明不足で申し訳ございません。余計なお手間をとらせてしまいました。 ご回答ありがとうございました。
- nontaro041110
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itsが「Fortune-telling service」を指すので its share で「占い業界でのシェア(占い業界全体の占い師に対する比率)」です。 その its share は以下の of~ がかかってくるので「怪しい人たちの」「占い業界でのシェア」といことになります。 more than で、「それ以上の、より多くの(人々)」になりますので、全体の意味として 「占い業界は、怪しい人たちの占い業界でのシェア以上の人々をひきつける」となります。 これは意訳すれば、「怪しい人たち」がシェア以上、つまり必要とされる人数以上集まってくるということになりますから、 popcorn-cinemaさんのおっしゃっている訳と同一の意味になりますよね。 文法的なお話ですが、私は難しいことはよくわかりませんが恐らく attracts と more の間に 「人々」という意味の単語が省略されていると思われます。 「shady characters」や「people」など。 英語は学生時代以来で専門にやってるわけじゃないので間違ってたらごめんなさい。
お礼
なるほどmoreの後に省略があるのですね。このmoreをどう処理するかでかなり迷ってしまったのです。またits share of shady charactersを「怪しい”人々”の割合」ではなく「その業界のもつ怪しい”性質”の割合」と捉えてしまっていました。これではいけませんね。もっと勉強が必要です。 ご回答ありがとうございました。
お礼
無用な回答だなんんてとんでもない。とてもわかり易いです。意味が捉えにくい文に出会ったら、一度立ち止まって内容の整理をすることも大事ですよね。 それにしても比較の文は省略などがあって文構造が捉えにくいためか、どうも苦手意識があります。もっとたくさん文をこなす必要があるようです。 ご回答ありがとうございました。