No2さんのように、
a^3(b-c)+b^3(c-a)+c^3(a-b)
=(b-c){a^3-(b^2+bc+c^2)a+bc(b+c)} ---(α)
までは分かると思います。
ここで、与式の対象性と(b-c)がくくり出せた事から、
(a-b)と(c-a)もくくり出せますよね。
ここで、
(a-b)(c-a)
=ca-a^2-bc+ab
=-(a^2-ab-ca+bc)
=-{a^2-(ab+ca)+bc}
=-{a^2-(b+c)a+bc} ---(β)
ここで、a,b,cを定義域とした関数をf(a,b,c)とおくと、(α)(β)より、
(b-c){a^3-(b^2+bc+c^2)a+bc(b+c)}
=-(b-c){a^2-(b+c)a+bc}f(a,b,c)
ですよね。
ここで、両者を比較すると、
a^3の係数より、
f(a,b,c)=-a+xでなければなりませんね。
(これをみると、対象性からf(a,b,c)=-(a+b+c)では?
と気付きそうですが。。。。まあ、置いていおいて。)
次に、aの0次を見ると、(β)に(b+c)をかける必要があります。
((b+c)をみると、対象性から(a+b+c)では?
と気付きそうですが。。。。まあ、置いていおいて。)
これより、aの1次を見ると、(β)にも(b+c)をかけなければなりません。
すると、(b+c)^2a=(b^2+2bc+c^2)aですが、
(α)をみると、-(b^2+bc+c^2)aですよね。
よって、お分かりのように、bcaの差があります。
さて、それでは、以上より、因数分解してみましょう。
(α)
=-(a-b)(b-c)(c-a)(a+b+c)+g(a,b,c)
(ここで、gは、a,b,cを定義域とする関数。)
=(b-c){a^2-(b+c)a+bc}(a+b+c)+g(a,b,c)
=(b-c)[{a^3-(b+c)a^2+abc}+{a^2b-(b+c)ab+b^2c}+{a^2c-(b+c)ca+bc^2}]+g(a,b,c)
=(b-c){a^3-ab^2+b^2c-(b+c)ca+bc^2}+g(a,b,c)
=(b-c)[a^3-{b^2+(b+c)c}a+b^2c+bc^2]+g(a,b,c)
=(b-c)[a^3-(b^2+bc+c^2)a+bc(b+c)]+g(a,b,c) ---(γ)
ここで、(α)と(γ)を比較すると、
g(a,b,c)=0
よって、
与式
=-(a-b)(b-c)(c-a)(a+b+c)
できました。
が、なんかスピード感がなくてすみません。
着実な解法でよいなら、上で十分と思いますが、
もっとスピード感がある華麗な解法がある方、
あとはよろしくお願いします。
お礼
丁寧な解説どうもありがとうございました